黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

龍馬通信 岩崎弥太郎

とうとう来た!
岩崎弥太郎氏が長崎に「岩崎弥太郎伝」本格始動だ!
史実ではここから龍馬と一緒になるのだが、、まあそれは小説だからそれでいいのだが
NHK龍馬伝」の中で岩崎弥太郎氏が恐ろしく汚い格好なのだが
とうとう大活躍する舞台に上がるのだ。
長崎に於ける土佐藩を代表する「土佐商会」だ。
が弥太郎氏は郷士の身分のまま代表に昇格する事が
かえって弥太郎氏を苦しめる結果になる。
そりゃー上士にしたら気分の良い事じゃないだろう
が弥太郎氏には能力があった。
これはどうする事も出来ない。
そして大実業家としての道を歩き出す。
三菱財閥関連企業にお勤めの皆様方々お待たせしましたなのだ。
弥太郎氏の経営能力はズバ抜けていたのだ。
龍馬伝」で描かれてるような弱々しい人物では決してない
恐ろしく豪胆なのだ。


BOOK OFFで7月号の「歴史読本」を¥105で買った。
龍馬暗殺の真相と題して「薩摩藩説」が書かれていたのだが
もういいだろうミステリーにしたいのは分かるが
証拠が乏しすぎるここ何年も新たな物証が出ていていない
それならもっと強引に全く違う斬り口で書いてくれた方が
馬鹿馬鹿しくて面白いのだ。
例えば「北辰一刀流 千葉道場説」とか
娘を手篭めにされた復讐などどうだろうか?
か千葉道場の一門の中に龍馬に嫉妬した者達の犯行などと
龍馬ほどの剣豪を斬るのだからかなりの使い手のはず
龍馬の青春の一番綺麗な部分を昼ドラのようにドロドロさせると
面白そうではないか、が、必ず龍馬ファンにボコボコにされるだろう、、、、


まあそれはいいのだがその本の中に有名な弥太郎伝説が載っていた。
龍馬伝」の中にも登場しているがイギリス公使「パークス」(龍馬伝の役者さんはよく似ている)との闘いだ。
慶応三年七月長崎の寄合町の路上でイギリス軍艦の水夫が
何者かに殺されるのだ。
これが土佐藩士ではないかと疑われる。
「パークス」は激怒!当事「パークス」はその傍若無人な言行でも有名だった。
その「パークス」と直接対決するのが岩崎弥太郎氏なのだ。
「パークス」はキレにキレていた。
弥太郎氏は何人かの者を使い真相を探り自分自身も
犯人探しをする。
ここが素晴らしい事前に独自で証拠固めをするのだ。
経営の基本リサーチだ。
そして痺れを切らした「パークス」が面会を申し出る。


そして弥太郎VS「パークス」となる。
ここで弥太郎氏が述べた言葉は分かってるのだが
少し長く漢字が難しくので私の言葉で話そう
「おいわしは土佐藩の代表として土佐藩を背負いここに来てるんぜよ〜
わしの言葉は土佐藩の言葉ぜよ〜
長崎奉行所がやる事は奉行所の問題、わしらは知らんぜよ〜
がしかしあんたの言うと通り万が一土佐藩の人間の仕業なら
土佐藩法に於いてキッチリと処罰するまでじゃ〜」
こんなに汚い言葉では無かったが
私が理解するところによると
要するに日本で起きた事件は日本人の手で始末する。
やいやい言うなここは日本じゃ!
そして土佐藩は逃げも隠れもしないどころか見つけ出したら
だれの手も借りないで土佐藩が始末するという事だ。
そう実際犯人探しをしているので説得力が増すのだ。
一国の公使相手に毅然とした態度と土佐人の誇りを見せたこの弥太郎氏の啖呵
どうだ参ったかと言いたくなる。
この辺りで大実業家の骨格は出来つつあったのだろう


で現在の日本政府はどうだろう、、、、
国家の要人に岩崎弥太郎氏はいないのか?
今夜の「龍馬伝」で弥太郎氏の活躍に期待しょうではないか!