未曽有の不景気の中に、
小舟で流されているような、
気がするのだが、ウイスキーの世界は、
逆にゴールドラッシュ、
次々に乱立するウイスキーの蒸留所、
日本も大変な事になっているが、
本場スコットランドも、
ドンドン蒸留所が増え、
ニューフェイスが次々現れ、
手に負えない状態になっている。
一体どれだけ増えるのか、
恐いぐらいである。
そして、又新蒸留所から、
新たなウイスキーが誕生した。
アイルオブハリス蒸留所の、
「ザ・ヒーラック」
なのだが、これ実にややこしい事になっている。
ハリスとは、スコットランドの西側の島なのだが、
何がややこしいかと言うと、
妙な所に境界線があり、
一つの島でこの赤い線の部分、
北側がルイス島、下の南側の部分が、
ハリス島となり、ルイス&ハリスとも呼ばれている。
その下の島は、又、別の島となる。
と、これだけなら良いのだが、
ここからが、もう一つややこしい、
実は、このルイス島にも、
少し前に新蒸留所が出来ている。
2008年に創業した。
アビンジャラク蒸留所なのだが、
ここのウイスキーは兎に角高い、
なので、購入してないが、
画像は、スコットランドは、
スペイサイドで働いている。
ケイスケ君が、クライゲラキホテルの、
BARで飲んだ物で、
テイスティングの感想は、
聞いているが、ここで書くのは、
映画のネタバレのようなものなので、
止めておく、感想は人それぞれ、
ウイスキーは注ぎ手により、
味が変わり、飲み手の経験値により、
味が変わる。これを正解を、
一つにしたがる人が多いが、
ウイスキーに正解等ない、
どういう感想でも、
その人が、そう思えばそれで良い、
色んな意見があるから面白い、
と、アビンジャラクが高いのは、
カスクストレングスが多い、
これは何度か説明しているが、
樽は、厳密には100あれが、
100の味、1000あれば、
1000の味がある。
木の節目や、樽の締まり具合や、
熟成庫での樽の位置、
高いか低いか等で、
味わいが変わる。
それを混ぜ合わせ、加水、
水を足して、度数を43%ほどにするのだが、
この加水をしない状態が、
カスクストレングス、
日本語で言うなら、樽出しと言う、
それが、たった一つの、
単一の樽になると、シングルカスクと、
呼ばれる。樽の大きさによって、
取れる本数は違うが、
200本辺りが多いように思う、
なので、希少性も高く、
蒸留所も良く出来た樽を選ぶので、
お値段もお高くなると言う訳である。
では、ザ・ヒーラックに戻ろう、
現在、バッジ8まで販売されているようだが、
私のは、バッジ3なのだが、
全てを飲まれた方もいるようで、
ティスティングの意見も違うようだ。
新蒸留所は、普通は早い段階から、
販売し出すのだが、納得が行くまで、
待ったようで、8年掛かっている。
さあ、どんな味わいなのだろうか、
私もまだ飲んでいないので、
楽しみであるが、これも決して、
お勧めしている訳では無く、
あくまで、ご紹介である。
気にいる方も居るだろうし、
気にいらない方も居るだろう、
が、箱がかなりカッコいい、
中にはコースターと、
CDの歌詞ブックのような説明書が、
入っている。こういうのは初めてである。
そして、奇麗な海、蒸留所も、
入り江の中にあり、実に素敵である。
私の死ぬまでに行きたい所にカウントされた。
ならば、急がねば・・・
尚、アビンジャラクは買ってませんので、
勘違いなさらぬようにお願いします。
詳しくはこちら ↓ ザ・ヒーラック
詳しくはこちら ↓ アビンジャラク
「アビンジャラク」6種リリース|現代によみがえった密造ウイスキー - Whiskeen(ウイスキーン)