黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 あぶさんでアブサンを思い出す。2

今から、100年以上も前に、

ニガヨモギの成分に、幻覚や幻聴等の毒性がある。

ツジョンが発見され、製造禁止となった。

禁断の酒、アブサンだが、日本では、

 

60年代から90年代に、

サントリーさんが製造していた。

私よりも年上の方ならご存じだろう、

そして、私ら年代が最後の白ラベルを、

 

知る年代で、その後、サントリーさんも、

製造を中止し、国産アブサンは、

暫くの間、姿を消す事になるのだが、

当時としては、アルコール度数の高いお酒、

 

その日本のサントリー ヘルメスアブサンに、

ツジョンが入っていたのには、流石に驚いた。

私は、アブサンマニアでは無いが、

やはり、そのニガヨモギの成分が無いと、

 

かなり味が落ちると言う事だが、

アブサンが解るほど、私はアブサンを、

飲んではいないので、解りません。

このアブサンの記事の事を思い出し、

 

今頃になって、あっ!と、なった。

サントリー ヘルメスアブサンに、

ツジョンが入っているとなれば高値高騰、

と、オークション、メルカリ等を調べると、

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この、度数58度の70年代後半のボトルで、

案の定、3万円を超え掛けている・・・

だとすると、今のEUの基準値を超えた14ppmの、

60年代の68度のボトルなら、倍、いや3倍、いや・・・

 

あの記事を読んだ時に、すぐに探しとけば、

まあ、2020年の8月頃だったので、

コロナの最中、娘と二人で20周年を、

強行開催し、その準備やら、何やらで、

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それどころでは無かった。 ↑次女 美音(みおん)

あれは、もう2020年なのか、

時は駆け足で進み、お酒の世界も、

駆け足で、進化し、変化し、

 

情報をしっかり捕まえないと、

気が付けば、置いてけぼりの浦島太郎になる。

十年一昔とは、そういう事かと、

この年になって、実感で感じる。

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そして、アブサンだが、これがあるのだが、

ハプスブルグ アブサン

エキストラストロング、度数は89,9度、

世界最強のアブサンと言われて来たが、

 

数年前から、ちらほらと、ネットに書かれ出し、

今では、相当の方が書かれているが、

現物を見た事は無いので、未確認情報で、

どこの国の物かも、今は解らないが、

 

どうも、94度と言う信じれない度数の、

アブサンがあるようだ。

が、もうすぐ明らかになるだろう、

なので、世界最強とは言えず、

 

正確には、世界最強クラスと言わなければ、

いや、もう次々と訂正、訂正の嵐、

昔の記事も、たまに訂正を入れているが、

流石に10年以上書いているとキリが無い、

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因みにこれが、ツジョン35ppmの含有量の、

エクストリームアブサン、一時期終売になり、

今、出回っているのは、リファインと言う、

名前に変わり、ツジョンの含有量は10ppmである。

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が、これはかなり前に買った。

オールドボトルなので、35ppm、

10ppmになっている事は知らなかった。

時代の流れに付いていけるのか、流石に心配だ・・・

         つづく・・・

※ツジョンの毒性は、相当な量を、

摂取しない限り、作用は無いと言うのが、

今の研究での、見解です。

誤解なきように、