黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 今では簡単な話

長い間、忘れていた事を、

トバモリーを調べていて、

古い本を引っ張り出し、

余計な事を思い出してしまった。

 

土屋守氏の「モルトウイスキー大全」

改訂版で、トバモリーの香りを、

スイートで、煮たリンゴ、

キャンディ等と書かれていた。

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この人の鼻が凄くて、

私の鼻が馬鹿なのか、

まあ、過去に2~3本ほどしか、

飲んで無いが、

 

全て魚のはらわたのような、

生臭さしか記憶に無い、

磯の香と言えば、

そうなのかも知れないが、

 

そのウイスキー片手に、

本を読みながら、

幾ら飲んでも、生臭く、

いくら探しても、

 

フルーティーも、

キャンディも、見当たらない、

自分に問題があると思い、

当時は自己嫌悪に陥った。

 

論語読みの論語知らずの、

ようなものである。

これは、時間のズレによるもの、

この一連の記事を書きながら、

 

自分自身も、混乱してきて、

一体、何が言いたいのかも、

途中でサッパリ解らなくなったが、

おかげで色々と思い出し、

 

完全に記憶が蘇って来た。

トバモリーの変化だが、

まずは、1がバッティングモルトで、

タリスカーやジュラを混ぜた物、

 

1 ヨード臭

2 スイート、キャンディ

3 かすかに干物

4 少しヨード臭

 

年代の特定は想像だが、

1が1980年代

2が1990年代

3が2000年代

4が現在

 

私がトバモリーを手に入れたのと、

改訂版 モルトウイスキーを、

手に入れた時期にズレがあり、

既に、3のかすかに干物に変化しているのに、

 

本では、スイート、キャンデーと、

なっていたと言うだけの簡単な話なのだが、

当時は現在のように、パソコン、ネットが、

それほど普及しておらず、

 

イムリーな情報が得られなかった。

その事に気付くまでに、

遠回りをしたと思うが、

まあ、急がば回れと言う言葉もある。

 

しかし、トバモリーで、

香りが、スイートでキャンディで、

そんな物が本当に存在するのか?

私は出会った事がなく、俄かに信じがたい、

 

のだが、氏が書かれているのだから、

存在したのだろう、

と、なると、悪い虫が騒ぐ、

会ってみたいと、

 

エドラダワー、オーバンに続く、

第三弾!年代別の遠い昔の味探しの旅、

いや、トバモリーは数も少ない、

しかも、タリスカーが入っていたと、

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言われる頃のボトルなら、

簡単に見分けが付くが、

まあ、時間があれば挑戦してみるか、

自分の趣味嗜好に走っているような・・・

 

改訂版 モルトウィスキー大全

改訂版 モルトウィスキー大全

  • 作者:土屋 守
  • 発売日: 2002/03/14
  • メディア: 単行本