シングルモルトは全てが、
個々の個性である。
のだが、優等生的なモルトは、
記憶に残りにくい、
数多くの物を飲み続けると、
優等生を越え、エリートとならないと、
なかなか心に刻まれない、
その逆に、言葉は悪いが、
表現的に、劣等生の問題児になると、
見立ち、記憶にも残る。
貴方の学生時代にも、
そういう人が居たのでは、
その問題児的なモルトが、
私の中に何本かある。その一つが、
今回の、スカイ島とジュラ島の間にある。
マル島唯一の蒸留所トバモリーである。
ボトルに誇らしげに、
創業年1798とあるが、
元々はビールを造っていたようだ。
そして、この蒸留所はいばらの道を歩む、
財政難による休止等が続き、
19世紀から20世紀にかけては、
殆どウイスキーは造られて無いと言う、
古い本を引っ張り出すと、
故M・ジャクソン氏の採点では、
69点とある。点数は低いが、
とんでもなく低いとは言えず、
もっと低い物もある。
話は戻して、そのいばらの道に、
終止符が打たれたのが、
1993年にバーンスチュワート社に、
買収され、資料によると、
財政難でかなり粗悪なカスクが使われ、
相互の樽に一貫性の無さも指摘されてる。
ここからが、改修工事が始まる。
この一貫性の無さ、
所謂、不安定なのだが、
香りにヨードと言う言葉があるが、
解る方なら不思議では?
何故なら、トバモリーは、
クリーンなノンピーティド、
交互に造られるレダイグは、
ピィーテッドタイプ
アランモルトで説明すると、
スタンダードのアランは、
ノンピーテッドで、
マクリムーアがピーテッド、
ピート(泥炭)を焚いて、
麦芽を乾燥させる。
そこ事により、薫香やヨード臭の、
香りが発生する。
故に?が生まれる。
しかし、話が長くなりそうなので、
お話は、又明日!
つづく・・・