黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 家飲みのすすめ 8

色んな方が、自粛を呼び掛けているが、

もっと強烈に影響力のある方が、

呼びかければ、効果があるのでは、

例えば、矢沢永吉氏、

 

なのだが、その矢沢氏も、

高齢になられいるので、

心配しているのだが、

私ら世代には、兄貴のような、

 

父のような存在である。

父と言えば、数年前に他界した。

私の父だが、94歳と言う、

長寿であった。

 

晩年は流石に控えていたが、

私が幼い頃の酒量は、

常人の粋を遥かに越えていた。

お酒が体に悪いと言うが、

 

父の長寿を考えると、

そうも思えない、

10代で戦争に駆り出され、

異国をただひたすら歩き、

 

戦闘こそ少なかったが、

薬も無い中、色んな病気と戦い続けた。

そんな父の晩酌は長かった。

色々とウイスキーは飲んでいたが、

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 やはり、ブラックニッカの、

印象が強い、それをグラスに、

半分ほど入れ、常温のサッポロビールで、

満たし、箸でくるっと一回回す。

 

これ、お酒弱い人なら、

一杯でヤバい・・・

ビールは冷やすとお腹に悪いし、

味が飛ぶと言っていた。

 

そのせいで、かなり大きくなるまで、

ウイスキーはビールで割るのだと、

私は思っていた。

まあ、しかし家飲みの定番なら、

 

ブラックニッカだが、

良く、毎晩あれだけの量を飲んで、

父は二日酔いにならなかったのか、

未だに不思議である。

 

実は、私はお酒を飲み始めの頃、

このブラックニッカを一晩で一本近く、

飲んだ事があるが、

三日ほど、起き上がれなかった。

 

何故、そんなに飲めたか、

ウイスキーが苦手な人でも、

ガンガン飲める禁断の飲み方がある。

絶対にお勧め出来ないが、

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 魔の飲み方、コーラ割り、コークハイ、

これに、かっぱえびせんがあれば、

どちらも、やめられない、止まらない、

地獄への片道直行便、

 

では、何故コークハイなのか、

それは、この方のこの曲を、

何度も、何度も、聞いていたら、

まあ、そうなります・・・


ウイスキー・コーク

 

父が毎晩、毎晩、何故そんなに飲んだかが、

解ったのは、私がその時の、

父の年代になった時だった。

多分、戦争によるPTSDだったと思う・・・