やはり、このクラスになると、
飲み手を選ぶ、
完全なる上級者アイテム、
スペイサイドのこの二本、
ベンリネス8年シングルカスク、
ベンローマックシングルカスク、
なかなかに動かない逸品だが、
と、上級者アイテムと言っても、
飲めたら、上級者では無い、
我慢すれば飲める。
では、我慢すれば上級者になれる。
訳が無い・・・
このシングルカスクだが、
過去、何回も説明したが、
通常は、色んな樽を混ぜ、
そして、加水、水を加え、
安定させて出すのだが、
その加水をしない物が、
カスクストレングス、
かなり、度数が高くなる、
樽は100あれば、
厳密には100の味わい、度数がある。
樽を置く場所等も影響する。
シングルカスクとは、
その単一の樽。
一つの樽からの樽出しで、
度数の高い樽を選べば、
恐ろしく高い物がある。
故に、ベンリネス8年は、
59・7%、
ベンローマックは、
59・9%で、日本限定で、
211本、まあ、酔った勢いでとか、
生半可な気持ちで挑まない方が良い、
スペイサイドと侮るなかれ、
である。
と、一方、全くのビギナーの方も、
来られる。全く解らず、
入ってくる。
先日も、若い女性が2名、
どうも、世間的には、
BARは必ず、イケメンバーテンダーが、
いると思っているようで、
非常に残念そうだったが、
教えてあげよう、中にはイケメンもいるが、
全てでは無いのだ・・・
と、言う方の為に、
季節の甘いカクテルと、
桜リキュール、
この振れ幅の大きさに、
改めて、難しい仕事である。
と、つくづく思う・・・