世間はコロナ騒ぎで、
大変な事になり、
大阪も、騒がしくなり始めた。
昼過ぎに小用があり、
外出し、夕方になり、
考え出した。店を閉めた方が、
良いのかと、小さな店だ。
クラスターなるものも、
発生しやすいだろうと、
さあ、どうしたものか、
いや、どうせ開けても、
お客さんも来ないだろう、
まあ、掃除でもして、
時間を潰そうかと、
項垂れ気味に、とぼとぼと店へ、
すると、オープン間近に大きな、
人影が、誰だろう・・・
ん？おお！
思わず声が出た。
２０年前のオープン当時からの、
常連氏で、１０年前に、
東京に転勤され、
それっきりに、
たまたま、大阪に出張があり、
訪ねてくれたようだ。
いや、驚いた。
１０年の溝を一気に飛び越えて、
旧知の友にあったような、
嫌な事も多々あるが、
こういう事があるから、
続けられる。
氏は、なかなかのBAR通で、
カクテルも、ウイスキーにも、
精通されているが、
お体を壊され、２年ほど、
BARには行かれていないと、
カウンターの上に立ち並ぶ、
日本の新しいウイスキーに、
目を丸くされていた。
そう、ここ２～３年が、
日本のウイスキーは、
激動の年になった。
鹿児島県の津貫蒸留所の再開、
琵琶湖の畔、長濱の長濱蒸留所、
富山県の三郎丸蒸留所、
静岡県の静岡蒸留所、
北海道は厚岸の厚岸蒸留所、
鹿児島県は日置市の嘉之助蒸留所、
山形県初の、遊佐蒸留所
ネストビールで有名な、
茨木県の木内酒造さんは、
間もなくオープンする。
洗練されたジン、桜尾を、
出された。
広島県の桜尾蒸留所、
北海道には、もう一つ、
紅櫻蒸留所、
福島県の笹の川酒造は元々、
ウイスキーを造られていたが、
新たに、安積蒸留所を始動、
今、建設中の蒸留所も、
確か、二つほどある。
台湾のカラバン、
影響が強いと思われるが、
完全なる乱世の時代に突入、
世は正にウイスキー戦国時代、
では、無く、やはり、何年経っても、
忘れず来てくれる方は、
来てくれる。
他の方には、些細な事かも、
知れないが、私には大切且つ嬉しい事である。
そして、続けなければ、
新しい蒸留所の、新しいウイスキーを、
支えてくれた常連氏達と、
一緒に飲めないでは無いか、
だけでは無いですよ！
さあ！今夜もコロナに負けず、頑張ろう・・・
津貫蒸留所
長濱蒸留所
三郎丸蒸留所
静岡蒸留所
嘉之助蒸留所
遊佐蒸留所
厚岸蒸留所
八郷蒸留所
桜尾蒸留所
紅櫻蒸留所
安積蒸留所
