最近、やたらと目にする。
カスハラと言う言葉、
カスタマー(消費者)
ハラスメント(嫌がらせ)
私もこの町で約20年、
これには相当悩まされて来た。
流石に下町、壮絶であるが、
この町しか知らなかったら、
これが、当たり前になるのだろうが、
如何せん、私は北新地やミナミも、
見て来た。流石に北新地では、
ほぼ、経験が無い、
確かにガサツな方や、
野暮な人は居たが、
店側に敵意剥き出しは、
流石にだが、ミナミでは、
それなりに色々とあった。
が、ここでは仕方がないのだが、
毎晩のように続いた時期もあった。
仕方ないとは、まだBARが何をする所か、
全く解らない人が多く、
立ち飲み屋さん、居酒屋さん、
スナック等と区別がつかない、
と、全くカクテルやウイスキーを、
知らない、で、入って来る。
と、解らない、自分が思ったのと違うと、
で、キレる・・・レベルの低い話だが、
これの繰り返し、
ビートたけしさんが、
「バカ論」と言う本を書かれ、
その中に「飲食店で威張る奴」は、
本物のバカと書かれている。
私では無く、あくまでビートたけしさんが、
言っているのだが、反論では無いが、
私はバカだとは思わない、
確かにバカな人も居るだろうが、
あくまで、無知なのである。
まあ、無知を=バカとするなら、
そうであるのだが、
覚えれば良いだけの話なのだが、
それが、やたらと難しく、
少し言うと、嘘つけ!と、
私に怒られた、文句を言われたになる。
ので、どうしょうも無い、
恥をかかされたともなるのだが、
元々恥をかいていると、
思わなければ、それ以上進む事は、
無理だろう、
又、その本の中に、
粋な飲み方と書いてあるが、
まず、粋な飲み方をする人を、
見なければ、学びようが無い、
たけしさんも、師匠に習ったような事を、
書いておられたが、それである。
そういう方が居られなければ、
見本が居なければ、難しいだろう、
居酒屋さん等で、
怒鳴る大人ばかり見ていたら、
店ではそうするものだと、
若者は思うだろう、
が、そういう粋な大人を見た所で、
カッコつけやがって!に、
なるのだろう、
やっぱり難しい・・・
と、自分が初めて入ったBARなる店と、
世界中のBARが同じだと思う、
固定観念、まだこの時代に、
BARがチェーン店だと思っている方、
居酒屋のジントニックも、
カジュアルなBARのジントニックも、
本格的なBARのジントニックも、
全く同じ物だと思っている方が、
残念だが、まだまだ多い、
味の違いが解らないのは、
どうすることも出来ない、
が、幾ら考えに考えたカクテルで、
あろうと、その人に合わなければ、
仕方のない話で、
慣れていない方が、
いきなり濃い味の本格的な、
カクテルは飲めない、
有名なマティーニ、
全くカクテルを飲んだ事が無い方が、
飲めば、どうなるか、
当然の結果になる。
要はその人のレベル、
経験値の問題である事は、
何度も説明している。
故に、初めて来て、
お薦め!は、無理な話で、
簡単な話、人は好みが違う、
こういう事を覚えて行けば、
お薦めは人によって違いますから、
と、言えば、ムッとしなくて済む、
キレなくて済む、私は毎日、毎日、
何時間もお酒のオークションを見ているが、
何十年やっても、
毎日、毎日知らないお酒に出会う、
お酒の世界の広さと、
奥の深さは嫌と言うほど知っている。
私の知らないお酒との出会いは、
これからも、一生続くだろう、
そんな世界を素人の方が、
知らなくて当たり前、
が、少しは覚えませんか?
と、問いかけ続けているだけの、
簡単な話、店で怒鳴っても、
キレても、1ミリも成長しない、
しかし、これが解らない人には、
一生解らないのだろう、
が、店側も勇気を出して、
注意するべきで、
そういう人達を野放しにして、
利益を優先すれば、
いつかは自分の首を絞める結果になる。
と、店では無く、町に人が来なくなる。
この町を良くしたいと言う、
私の考えは、
色あせて来たが、
まだまだ燻っている・・・