ヘミングウェイが飲んでいた「モヒート」
キューバのハーブ「イエルナブエナ」を使用する。
潰す葉の数を少し増やしただけで、
かなり濃く、大人の味になるのだが、
ヘミングウェイ自身、かなりお酒に強かったはず、
彼の書いた短編「午後の死」
と、同じ名のカクテルがある。
自身が考案したようだが、
だ、大丈夫なのか?
現在では、黒色火薬の代わりに、
アブサンを使うのだが、
かなり強烈で、好みも分かれるだろう、
同じようなスタイルで、
ブラックサンブーカを使う、
「ブラックレイン」と言うカクテルがある。
個人的には好きなのだが、
松田優作氏の遺作「ブラックレイン」をリスペクトして、
作られたカクテルなのだが、
あの映画のロケ地にはわが町「大正区」が登場する。
ただ、それだけなのだが・・・
しかし「ブラックレイン」と言う映画は何度観たか、
劇中の若山富三郎氏のセリフが、
何故か、いや、解るのだが、
痛快で、長年のモヤモヤしたものが、
すっかり晴れたような気がした。
「ブラックレイン」=「黒い雨」
そう、教科書で学んだ井伏鱒二氏の「黒い雨」
その時の低温火傷のような、うずうずした傷が癒えたような、
ざまあみろ!
と、私は思ったが、
私だけではなかったのでは?
いや、ただ、まあ、そんな気がするだけなのだが・・・
で、この「黒い雨」が、
私の中では宮本輝氏の「泥の河」に繋がっていくのだが、
駄目だ。完全にヘミングウェイを見失っている。
そう「武器をさらば」「誰が為に鐘は鳴る」
映画化された事は勿論だが、
「誰が為に鐘は鳴る」は1978年に、
宝塚歌劇でミュージカル化され、
1990年に浜田省吾氏も同名のアルバムを発売している。
ノーベル文学賞を受賞しているが、
式には出席していない、
二度の飛行機事故、
その事故が、彼の運命を大きく左右する。
その受賞の大きな原動力になる作品が、映画化もされる。
「老人と海」
1958年、アメリカ、ジョン・スタージェス監督、
何とも言えない日本人的情感がある作品だ。
諸行無常の響きあり・・・(栄光と滅亡)
佐渡に横たふ天の川・・・(物差しを変えれば小さな事)
しかし、チャレンジしなければ、何も答えは出ない、
老人は、カジキを釣りに海に、
必死の思いで釣り上げたカジキ、
しかし、サメに襲われ、
綺麗に食べられたサンマのような骸となる。
しかし、それも結果、
私の好きな映画「パピヨン」の中でも、
(断崖絶壁からの脱獄に)「失敗したらどうするんだ?」と、
問う(ルイ・ドガ)ダスティン・ホフマン
それに対して
(パピヨン)スティーブ・マックイーンが、答える。
「それは問題ではない」と、
たかが数十年の人生なのだ。失敗を恐れていては何も始まらない、
と、駄目だ、又ヘミングウェイを見失っている。
「老人と海」
「黒い雨」
「泥の河」
この三作は私の中で共通項がある。
聡明なあなたになら、簡単な話で、
愚問だろうが、
私の中では大きくリンクし、激しく弾き合う・・・
ヘミングウェイがショットガンで、自らの命を絶つのは、
私が生まれる二年前、
1961年の事だった・・・
今夜はヘミングウェイに乾杯!
まあ、全てはこう言う事なのだが ↓
君と歩いた道by浜田省吾
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