最近、よく来て頂いてるK社長、
グルメのメジャーリーガークラス、
どの街のどんな店でもご存知の御仁、
私が言うBARは全て行かれた事があると、
そんな人は初めてで、
そんな人がこの町に居た事にも驚いた。
圧巻は私がよく利用していた。
だんじり祭で有名な、
岸和田にある。食堂にもよく行かれたと、
趣味嗜好が同じなのか、
しかもこの方、立ち飲み屋さんから、
北新地の高級店までと、
実に幅が広い、一体今迄に家何軒分飲み食いされたのだろう、
又、帽子やシャツ、鞄等、
いつも良い物を着こなしておられる。
その日も目の覚めるようなブルーのシャツ、
袖口も首周りもぴったり、
仕立てられたのか、
腕の辺りに妙にシワが、
生地は麻か、
そうかもう、そんな季節か、
いつものようにクラフトビールを、
「マスター、今日はウイスキーは2杯にするわ」
「解りました」と、
「最初は華やかなスペイサイドを」と、
「ではこれはどうですか」と、
「いいね〜」と、
いつもと変わらぬ会話を、
「次はアイラぽいのか、アイラでもいいだが、
軽めのを」と、
「なら、これを」と、
そこに常連氏が一人来られた。
K社長とは顔なじみの、
すると、その方に、
「今日は仕立てたばかりのシャツ着てきたのに、
マスターは全然気付いてくれへんねん」と、
んん?
私が答えた。
「いやいや社長、気付いてますよ」と、
「ほんまかいな」と、にこやかに笑うK社長に、
「私が今お出ししたボトルをよく見て下さいよ」と、
するとK社長が、
「おお、そうか・・や、やるな・・・仕方ないもう一杯、
マスターも良かったら」と、
平穏で静かな夜が深まる中、
カウンターの真ん中に置かれていたウイスキー、
その日、K社長が着ていたシャツと、
同じ色をした。
「ブルイックラディ クラシックマルチヴィンテージ 」
バーテンダーはお酒でも会話が出来る事を、
お忘れなく・・・
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