「香櫨園」から「大谷美術館」へ、
大谷さんの庭を後にして、
「香櫨園駅」の下を流れる「夙川」の流れに任せ、
歩き出す。
気温は高いが、
涼しげだ。
なんか良い所だ。
水も綺麗で魚影も見える。
川べりを歩く人達もどこか上品、
この橋だったか?
いや、先を急ごう!
意外と遠い・・・
この橋なのか?
一体どこまで歩くのだ?
足が痛い、フラつく、
挫けそうになった正にその時、
大きな道路に出た。
その道路で、
マジか!
おじさんが手を振っている。
しかし、その袋の中は、
全て空き缶?
おじさんが叫んだ。
「わしは人間と、自転車の二つの限界に挑んでるんやで!」
よく意味は解らないが、
何か凄いものを感じ、
いきなりテンションがMAXになった。
「うぉーっ!頑張れ!イエーッ!」
「オオーッ!」
「ガーッ!」
「ウッハハハハ!」
車の騒音に掻き消され、
途中からよく解らなかったが、
おじさんは笑いながら去って行った。
戦後70年、挫けないおじさんを見た。
いや、戦後70年の中で、
こんな挫けないおじさんが沢山居たからこそ、
今の日本があるのだろう、
挫けない心に優劣は無く、
勿論、上下も無い、
美しいも、汚いも無い、
私はこのおじさんの姿に、
値の付けられない絵画を見たような気がする。
何か間違えているだろうか?
そして私も、
「歩け、歩け続ける事の大切さ」
挫けず目指せ!
節子に会いに・・・
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