黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

体罰か暴力か・・・

次々に溢れだす。
体罰、いや暴力事件、
何故こんなに・・・
しかし、今、この時代だから、
暴力と言う事に、なるのでは無いのだろうか、



指導者は40代、50代、
確かにその方達の時には、よくあったと思う、
私の時代でも、日常的だった。


とくに学校が荒れていた時代だった事もあったのだろう、
しかし、時は流れ、時代は変わっている。
私が思うに、それに今の指導者が気付いていないのでは、
学校や、クラブ等の閉鎖的な中に居ると、


その時代の風が解らなくなるのだろう、
私は、こういう仕事をしている。
今の若者と私たちのような歳の人間はかなり違う、
それを目の前で見て来た。


これが時代の流れなのか、
と、痛感した事が多々ある。
アルバイトで手伝わせると、
もっと解る。


根拠の無い自信を持っている若者が増えた。
これは私個人の意見だが、
やはり、PCにも原因があると思う、
例えば「山」があるとする。
どこの「山」でもいいのだが、


その「山」の事の知識に溢れている。
登山コースや、休憩所、木々達の名前、
鳥や、虫・・・・
書き出したらキリが無いが、


さぞかしその「山」に登った事だろうと思いきや、
一度も登っていないと言う、
そういう事なのだ。
何でもPCで調べ、知識はあるが、
経験が無い、


同じような事は他にもある。
作家の事はよく知っているが、
その方の書いた本は読んだ事が無いと、
そういう新しいタイプの人間、
それに昔のスタイルで指導するのが間違いなのだ。
それが悲劇に繋がる。



時代は変わっているのだ。
その時代にあった。
新しい形の指導を知恵を出し、
苦しみ考え生み出すのが、
指導者の努めでは無いだろうか、


私とて、何人も人を育てて来た。
指導者の端くれだが、
それで何度も苦しんで来た。
この仕事でもっともエネルギーを使うのは、育成だ。
それは、従業員だけでは無く、お客さんを育てる。
これも大事な事だ。


ドイツの名バーテンダーが書いた本にこんな言葉があった。
確か「バーテンダーを作るのは簡単だが、人間を作るのが難しい」と、
ただ機械を作るのでは無く、血の通った。
心を持った人間に育てるのは難しいと言う事だ。


私は後何人、育てられるだろうか、
もう時間が無いような気がして焦る・・・


そんな中救われた言葉があった。
歌舞伎役者「片岡愛之助」さんが、
稽古で苦しんでいた時、
父である師からこう言われたそうだ。
「ええ加減」では無く、
「良い加減」でいいのではと、


そして今日は、幼き日、ある時は、
何度も私をほうきで殴りまわし、
又、ある時は、奈良の鹿と戦い、私を守ってくれた。
母の誕生日だ・・・・
10の厳しさに対しては、
20の愛情が必要だと私は思う、


最後に、生徒、社員、弟子、アルバイト、
全ては親御さんからの預かり者で、
自分の私物では無い事を忘れないで欲しい、

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