凄い、雨、風、そして雷、
紛れも無く雷雨だ。
天候とは、正に人生のようなものだ。
先日、少し店を開けるのが遅くなった。
そういう時に限って、何人もの方が尋ねてくれたようだ。
申し訳ない・・・
まあ、私に何が起ころうとも、
他のお客さんには、全く関係の無い事で、
いつも通り、いつも通りしなくては、
と、思うのだが、
次々と衝撃的な事が起これば、
やはり人間だ。上手く笑えない、
しかし立ち止まる事も出来ない、
又、次々と色んな方が尋ねて来るのだ。
その中に、最近、毎晩のように尋ねて来る青年がいる。
あだ名は「ハルク」と名づけた。
酒を覚える為でも、カクテルを味わう為でも無い、
私にギターの弾き語りを学びに来ている。
まあ、店も暇なので、別に構わない、
しかも、面白いほど吸収している。
凄い速さで、成長している。
これには驚いた。
見るからに不器用そうな男なのだが・・・
しかし、これから色んな事を経験し、
もっと、もっと他の事も吸収すれば、
きっと人を感動させるような歌が歌えるだろう、
今夜も来るだろうか?
嫌な事ばかりでも無い、
教えたら覚えてくれて成長する。
その姿を見ているだけでも、
微笑ましい事だ。
私の息子では無いが、
やる気があるなら、
出来る限り、応えよう、
「アホ!違うやろ!」
と、怒鳴られながら、
社交辞令と言う、
ぬるま湯が好きな人には、
残念ながら、こういう急激な成長は望めないだろう・・・
自分を変えない限り、
何も変わらないと、
私は思う、
頑張れ「ハルク」!!