黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

カホン

カホンと書くが、
カホーンと発音する。
ペルー発祥の打楽器なのだが、
箱型の太鼓のような物、
[asin:B003LAFMLS:detail]


これに腰掛け、手で叩く、
これを、当店の常連氏が、
早い時間にたまに持ってくる。
それに私たちがギターで合わせ
よく演奏をしているのだが、
最近よく来るようになった青年が、


そのカホーンが気に入り、
購入した。


そして演奏したく、
早い時間に持って来た。
その時、誰もいなかったので、
少し、遊んでいた。


昨夜は涼しかったので、
扉を開けていた。
すると、一人の女性が扉の前に立っていた。
「いらっしゃいませ」
と、声を掛けると、


「音楽をされるんですか?」
と、女性は2人だった。
どうも、カホーンの音につられて来たらしい、


まあ、それからが大変だ。
早く演奏してくれと、
ちょっと待って下さい、
一応BARですから、オーダーを、
と、まあ、人に聞かすようなものでは無いのだが、


が、ん?なんだ?
凄い感動している。
ええーっ・・・


又、それからが大変だ。
あれで来ますか?
これできますか?


同じくカタカナだが、
ミュージシャンでは無く、
私はバーテンダーだ。
カクテルなら、それこそ何でも作るが、
曲は何でも演奏出来ない・・・


そこからが、又大変だった。
次々と尋ねて来る。
そして、皆、カホーンを叩き、
なんか大騒ぎになった。


楽しい夜だったが、
少し早めに終わった。
最後に嫌な事があったら、
折角の楽しい夜が台無しになると思ったからだ。


何事も腹八分目、これが大事だ。
片付けていると、
昨日、記事に書いた「ハルク」が帰らない、
弾き語りを伝授して貰おうと、


ビールを飲みますか?と、
ん〜、仕方ない、
と、新しい曲を、
と、言っても私の知ってる曲は、
今や懐メロなのだが、

何度も歌い、何度も合わせてあげた。
自分を変えようと、彼は一生懸命だ。
なら、応えよう、


しかし申し訳ない、
名曲なのだが、古い曲だ。
そこに、20代の青年が、
甲斐バンド」の「最後の夜汽車」を熱唱している
不思議な光景があった・・・・


「スポットライトは どこかのスターのもの・・・」


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