黄昏ウイスキー 

大阪は京セラドーム前の大人の小さなBAR「BARin」の日記 

酒通信 天使の分け前

先日、少し書いた。
カスクストレングス」

56℃なのだが、
少し前に、お客さんより、
カスクなのに何故?」
と、質問を受けた。


ん?あ〜なるほど・・・
私は解っていても、お客さんは知らなくて当然、
カスク
これは、樽出しのウィスキー、
ウィスキーは樽の場合は、アルコール度数が、
50℃、60℃と高い、
そこに加水、水を加えて、40℃、43℃と、
度数を下げて、瓶詰めするのだが、


その加水をしない物をカスクと言うのだが、
樽は従来、置き場所や、樽自身の木目、樽の種類、
使うオークと言う木の種類等などで、
このオークと言う木も何十種類とあるが、
一般的にはホワイとオーク、
こういう本を何度も読んでいるので、
一応理解しているつもりだが、
[rakuten:bookoffonline:10871604:detail]



そういう理由で、
一つ、一つの仕上がりが変わる。
同じ時に造ったウィスキーでも、
樽に入れて、数年過ぎると、
Aと言う樽が58℃でも、
Bと言う樽は61℃
又、Cと言う樽も度数は変わる。


と、同じように出来上がりの味わいも違う、
よく出来た樽、まあまあよく出来た樽、
等となる。
質問の意味だが、そういう事を言っているのだ。


樽の度数が違うのなら、
何故、常に安定した56℃なのか?
と、言う事だ。
ややこしいが、
カスクストレングス」と、
「シングルカスク」の違い、


簡単に言えば、
カスクストレングス」と表記がある場合は、
バァッティング、ブレンドしてある。
同じ時期の樽を、混ぜ合わせ、
度数の高い物、低い物を合わせ、
安定した度数に仕上げている。


公正競争規約では、アルコール度数の表記は、
1%の誤差までは、許されている。


対して「シングルカスク」は、
一つ、一つの樽からの瓶詰めなので、
同じ商品であっても、
買うたびに、度数は変わり、
厳密には、味わいも変わると言う事になる。


印象的だったのは、
ニッカさんが10数年前に出された。
「シングルカスク 余市
数本買ったが、61,2℃、58,5℃等、
全て、度数が違った。
この場合、シリアルナンバーと、
樽の番号が書いてある。


そしてその樽だが、
「天使の分け前」と言う事葉をご存知だろうか?


              つづく・・・


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