もう一点、この映画で、
恐ろしく心に響いたセリフがある。
頼れるか、頼れないのかの父親を演じる。
小日向さん、
子供達もイライラしてきて、
キレるのだが、
その時、母親役の、
深津絵里さんが、もっとキレる。
「お父さんは、そんな人なんだから!」と、
そうなのだ。自分の父親は、
この世で一人、
そこで勘違いが生まれる。
何故かスーパーマンのように、
思う事があるのだが、
確かにそういうスーパーマン的な、
父親も居られるだろうが、
私も含め、多くは、
やはり凡人である。
父親と言うだけで、
ただの人なのだ。
ただ、それをバレたくなく、
出来る父親を演じて来たように、
私は思う、しかし結果は変わらず、
ただの人だった。
が、やはり自分の妻は、
騙せない、
まあ、そうだろう、
今思えば、私も子供達の前で、
もっと自然体だったら良かった。
のでは?
と、この年になって思う時が、
多々ある。
私も、そんな人なんだろう、
いや、このセリフには、
胸を打たれた。
と言う凡人の意見である・・・