何日か時が過ぎたが、
決定打が出ない、
が、場所は安治川の河口で、
天保山側から描き、
後ろ向きに描かれた、
少し大きな船は、
大阪商船所有の船では?
と、思うのだが、
やはり、室戸台風の辻褄が合わない、
が、一つの仮説が浮かんだ。
この絵を書き始めたのは、
1934年の夏頃で、
その後、室戸台風の混乱で、
中断し、書き終えたのが、
1935年なのでは?
どうだろうか?
と、そうなれば、
一つのストーリーが浮かんで来た。
画家を目指す学生さん、
もしかしたら、この方も、
室戸台風で、被災され、
生活が困窮していたのでは?
実際、大阪は食料を配る等、
大変な事になっていた。
そこで、T氏のお母様が、
買ったのでは無く、
買ってあげたのでは無いだろうか、
救済の意味で、
と、画家への道を閉ざさぬ為に、
応援する意味でも、
もし、そうなら、なんと心根の優しい方なのだ。
あくまで私の想像なのだが、
想像なのだが、何だがジーンとなって、
涙が流れそうになった・・・
いや、多分、きっとそうだと、
私は信じて、この記事は、
ここらで終わりにしょう、
良い事をしましたね、では改めて、安からに、
お眠り下さい・・・
END