72年目の終戦記念日を迎える。
この72年前の終戦記念日が、
記憶にある方も、
少なくなっただろうが、
風化させず、ましてや、
美化せず・・・
父は戦地でこの日を迎えたと言う、
「またも負けたか八連隊・・・」
の、俗謡で有名な、
「大阪第八連隊 第三機関銃隊」
弱かったと笑われた部隊である。
様々な要因が折り重なり、
そう言われるようになったようだが、
この事で物議を醸し出す。
まずは大阪人、商人気質、
「伊藤圭一」氏は、
部隊にも県民性があったと、
確実に負けると言う戦いは避け、
勝てる見込みが出たら、反撃する。
何が何でも玉砕と言う考えは無かったかも、
しれないと、やむを得なく玉砕はあったとしても、
と、意見を述べている。
又「大阪と八連隊-大阪師団抄史」
1985年に書かれた。
「中野公策」氏は、
その本のあとがきに、
こう記されたと、
「心ない人々によって、
根も葉もない俗謡の濡れ衣を被せられたまま、
国難に殉じられた歩八出身者及び、
俗謡のため迷惑を蒙っておられる
大阪出身諸部隊と大阪人の冤罪は、
誰に訴えたらその潔白を認めてくれるのでしょうか。
純真素朴な気持で同胞の身代わりとなって
死んでゆかれた幾万の人々のお気持ちを察するとき、
万感胸に迫り堪え切れぬものがあって、
この書を書き残しました」