黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

終戦の日

確か、昔は終戦記念日と、

言ってたが、今では終戦の日と、

言うメディアが増えて来た。

因みにNHK終戦の日で、

 

これは、記念とすると、

抵抗を感じる方達への配慮だと、

まあ、確かに一理あるが、

終戦記念日として、育って来たので、

 

ピンと来ない事も確かである。

 そして、76年が経ち、

戦争に行った私の父も、数年前に亡くなった。

命日では無く、この時期に、

 

良く父の事を思い出す。

戦争関係の特集などが多いからだろう、

なので、数日前から、

私が子供の時に、父が良く歌ってた歌が、

 

何度か、頭の中で流れた。

が、あまり歌詞が思い出せないので、

調べてみた。いつも思うのだが、

どんな事にでも、詳しく深掘りし、

 

調べている方が居る。

まあ、今回も驚いた。

詳しい方が、何人居た事か、

私は、検索しても必ず、

 

何人もの記事を読む、

表現や、記述が違う事が多いので、

それを自分ですり合わせて、引用している。

で、その歌だが、

 

ハッキリはしないのだが、

ある時から、急に飲むと歌い出したような、

そんな記憶があるのだが、

その謎も解けた。

 

と、この歌が消えた理由も、

まあ、そうだろうとは思っていたが、

やっぱりだった。

その歌の名だが「酋長の娘」

 

で、この時点でアウトのようだ。

酋長がピーっ、なので題名で駄目である。

野蛮人や未開人の頭と言う事になると言うが、

なんか、そうだろうか、

 

私らの子供の時は、勇ましく強い人、

と、言うイメージだったが、

確かに歌詞には、色が黒いとか、

今の時代にはそぐわない部分は多い、

   「酋長の娘」

  • 一、わたしのラバさん 酋長の娘 色は黒いが 南洋じゃ美人
  • 二、赤道直下 マーシャル群島 ヤシの木陰で テクテク踊る
  • 三、踊れ踊れ どぶろくのんで 明日は嬉しい 首の祭り
  • 四、昨日浜で見た 酋長の娘 今日はバナナの 木陰で踊る
  • 五、踊れ踊れ 踊らぬものに 誰がお嫁に 行くものか

 

この中のマーシャル群島も今では、

マーシャル諸島、正式には共和国が付く、

しかし、首の祭りとは一体なんだ?

かなり恐いが・・・

 

で、私はラバさんを、ラマさんと覚えていて、

現地の言葉で、好きな人等と言う意味かと、

が、まさかのLOVER、ラバーのラバさん、

いや、意味は合っていた。

 

作詞作曲は演歌氏の石田一松氏と言う人だが、

原曲があり、モチーフになった方が居る。

気になるのは、歌った方が、詳しくは解らないが、

大阪南地の芸者さんのようだが、

 

昭和5年とあるので、

私の祖父が、幇間太鼓持ちをしていた時期と、

重なり、父も南地、ミナミに居た。

何か縁があったかも知れない、

 

と、この歌は多くの方が歌っているが、

70年代にドリフターズが、

替え歌にして歌っている。

これを聞いて、父は歌い出したのでは、

 

と、やんわりと記憶が戻って来た。

しかし、最大の謎は、父は、

「涙に濡れる」と確か歌っていて、

少し、悲しい歌のように記憶しているが、

 

そんな歌詞は全く見当たらない、

父が間違えていたのか、

私の記憶違いか、今では、もう解らない、

しかし、何でも放送禁止用語にされては、

 

皆さんも、私も、思い出まで、

消されて行くような、

淋しい気がしませんか、

そんな終戦の日である・・・


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