酒を語る・・・
酒は語る物では無い、
飲む物なのだと、
私が言ったらお終いなのだが、
私がそのウイスキーにどんな意見を持っているか、
それを聞きたいと、先日言われた。
が、私は思う、皆が皆同じ意見には決してならないはず、
北海道の方、関東の方、関西の方、九州の方では、
食文化も違う、
例えば懐かしい香りと言っても、
その土地土地のおふくろの味が違う、
もっと言えば空気が違う、
私の住む下町では、
幼い頃工場から鉄粉が飛んで来ていた。
近くに小さな町工場が沢山あり、
いつも化学薬品の妙な匂いで溢れていた。
海は近いが潮風にはヘドロとオイルの匂いがしていた。
美しい海岸の近くで生まれ育った方とでは、
海と言っても、
意見が違って当たり前だと私は思う、
それが面白いのでは無いのだろうか?
が、間違えはあくまで間違え、
ヨード臭の無いものには、
ヨード臭は無い・・・
まあ、本来はそれぐらいの話で良いと思う、
自分で感じ、思った事が正解なのだと、
慌てずとも飲み続ければ、
何かが解る日は来る。
が、解ったと思ってから、
艱難辛苦の道が続く、
そしてその苦労を楽しむ日が来る。
最も大事なのは自分の言葉で表現すると、
言う事だと思う、
ウイスキーの事をこのネットで書かれている方の意見は、
ほぼ蒸留所サイドの資料と同じ、
ただのコピー、それではあえて読む必要も無い、
逆にあまり詳しく書いたら、
推理小説の犯人を先に言ってしまうような、
かなり苦労して手に入れた。
ハイランドパーク「オーディン」
開封日には多くの人が訪れてくれたが、
忙しさのあまり私は飲んでいなかった。
その次の日も、
忙しかった日の終わりは疲れているので、
甘味を強く感じる事がある。
ニュートラルな状態でと、
次の日に持ち越した。
その日は早くから青年が一人、
「まだ、残ってますか?」と現れた。
こんな高価なウイスキーが2日で無くなるなら、
私に苦労の二文字は無い、
「ありますよ」と、
本当に嬉しそうな笑みを浮かべる青年、
が、ハイランドパークはよく解らないと、
それならナビゲータを私が努めようと、
私も少し注いだ。
彼は少し特殊な仕事し、
大学でも研究をしていた事が関係しているのか、
かなり早いスピードで知識を蓄えている。
完全なるニュータイプなので、
こちらとしても、言葉は悪いが、
面白い、
では、行こう「オーディン」の道へ!
つづく・・・
私にお金は入りませんが、
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