当店の常連氏の一人が、
私の店を最後に消息を絶った・・・
あれから、1週間になるが、
連絡は無い、
土曜日、お父様と、妹様が店に来られ、
詳しい様子を尋ねられた。
悔やまれるのは、その日、私は体調が悪く、
最後まで、店に居なかった。
もう少し、話をしていれば、
と、思うが、だからどうなったと言う事も無いだろう、
私のような凡人に、人を導き、ましてや救えるなど、
到底出来るはずも無い、
しかし、そういう態度と、そういう意味合いで、
カウンターに立たなければ、
この仕事に価値観を見出せない、
店を開けて、閉めるのなら、
ただの店番だ。
酒を忌み嫌う方も沢山居られる。
酒の飲み過ぎで、病気になられた方、
亡くなった方も大勢見て来た。
が、その酒が、時として、人を救う事もある。
私は、そういう酒を売りたい、
それには、やはり健康が大事だ。
バーテンダーたるや、精神内科医であれ、
と、言うような本を若い時に読んだ。
それが、どうだ。今は私が患者では無いか・・・
要因は色々とあるが、
このブログもその一つなのは、確かだ。
記事の話題に困ったり、コメントに悩んだり、
このパソコンに縛られていた。
外に出よう、そして体を動かそう、
もっと、大事な事は、
ここでは無く、
店に来てくれるお客さんと、
情熱を持って、話をしよう、
それが、私の本業だ。
ブログに気を取られ、
本業が疎かになっていたのだろう、
と、猛省した。
一生懸命やってるつもりが、
支点、力点、作用点が狂っていた。
しかし、一体何があったと言うのだろうか、
いきなりの失踪・・・
それは、本人にしか解らない、
そして、私の尋常では無い落ち込み方も、
所詮、私にしか解らない、
そう、本人にしか解らない事なのだ。
それなら、後は、時間が解決してくれるかも知れない、
だから待つ事にした。
又、今日も店を開けて居ます。
そして、私は待っています。
気軽に扉を開けて下さい、
そして、
「お帰りなさいと・・・」
SION 「街は今日も雨さ」