やっとの思いで、三隻目となる。
型は古いが名艇「ガルーダ」の、メンテナンスが終わった。
昨日、雪の振る中、綺麗にする為、掃除をした。
ここに来るまでに、何十時間という労働と、
多額のお金を使った。
しかし、隣の船はでかい、、、
本当に不景気なのか?
まあ、私もそうなのだが、最終のメンテ代も凄い金額になったが、
怯まない、こんな無駄遣い、今まで数千万円にはなるだろう、
性分だ。諦めている。
しかし、こういう時に、誰でもいいのだが、少しでも手伝いに来れば、
自分の世界観を変える。絶好の機会なのに、
殆ど誰も来なかった。船は車と違って、自分でするメンテが多い、
それを労働と、思うから嫌になる。
趣味と思えば、それまでなのだが、
その切り替えが出来ない人は、退屈な人生になるだろう、
又、世の中にはこんなにお金持ちがいるのかと、
一瞬で解る光景が、そこには広がっている。
千本松大橋を渡った所に、信じられないぐらい、
でかいクルーザーがそこら中にごろごろある。
一般庶民だけが苦しく、お金持ちは何も変わっていない、
どころか、物価か安い分、逆にお金持ちはお金が貯まるばかりなのだろう、
羨ましい、、、、
ま、それはそれで仕方が無い、
船をメンテし、改造して自分で乗るのは、実に面白い、ゴールが無いのだ。
与えられた物でしか遊べない、
今の若者には是非、経験して貰いたいものだ。
人の作ったTVゲームを買ってくるのでは無く、
ゲームを自分で作るようなものだ。
価値観が根底から違う、そしてゲームの中の作られた
アクシデントでは無く、本当のアクシデントが起きる。
ゲームでは死ぬ事は無いが、船は死ぬ、、、、
例え、川であろうがそれは起きるだろう、
それなりの心構えで望まなければならない、
心構え、それが大事だ。仕事でも、遊びでも、
それがなければ、愚痴になる。
いや〜実に苦労したが、苦労と思っていないので、
苦労ではないのだ。これが苦なら、プラモデルは絶対に売れないはずだ。
そこの意味が解るだろうか?
意味が解らないのは、船を持っている方とは、
話が全然合わない、価値観と遊び方が違うからだ。
すぐにエンジンは何馬力ですか?
という質問して来るが、15馬力だ。
ええ〜っと言われる。これは、単純に
船=海という考えしか無いからだ。
馬鹿の一つ覚え、皆がそうだから、
自分もそうする。
人と同じ事をしたくない、
私には船=川という考え方しかない、
若い女の人も海に行けますか?
としか聞かないが、皆そんな事も知らない、
船=フェリーと思っている。
そんな小さな船で、南港辺りにでも出たら、
多分、口も利かなくなるだろう、
恐ろしいぐらいに、船は上下運動をする。
足腰に強烈な衝撃を受け、
大阪湾の海水の洗礼を絶え間無く受ける。
穏やかな日でそれだ。
少し荒れたら、大変な事になる。
服はびちょびちょになり、
陸に上がると、足に筋肉痛が走る。
それに耐えれるだろうか?
無理だろう、、、
それに私は漁師では無い、
魚を取って暮らしてはいない以上、
海に出る必要も無い、
大体、船が欲しいのは、
イギリスやスコットランドの川下りを
見たからだ。電車のように長い船で、
川を走る。所々、水位の違う場所があり、
水門で水位が上がるのを、
悠長に待つ、何とも長閑だ。
それが世界観なのでは無いだろうか、
これだけ、ネット世界が発達しても、
そんな事も知らない人間で、溢れているのが、
現状だ。世界に目を向ける素晴らしいアイテムなのに、
春には中ノ島の桜は綺麗だ。
冬もイルミネーションが美しい、
それで充分なのだ。
そういう遊び方はこれから水都の整備が進めば、
増えて来るだろう、
しかし、それもこれも、マニュアル型人間には、
全く理解出来ないだろう、
全てが破天荒、いや先の未来をいつも見ている。
私の考え方だ。
家=大型ウッドテラス
店=場末の高架下に本格BAR
船=川下り
殆どの人が付いて来れないのが現状だ。
しかし、何もかも自由である事も否定できない、
実に面白い、まあ暖かくなれば、川下りに行こう、
全ては私が用意した。
後は乗るだけ、楽勝だ!
ゆっくり走り、川から見る桜は綺麗だ。
川は臭くないですかという人もいるが、
そんな人は早く大阪を離れ、山の上か、
綺麗な海の前に住みたまえ、
大阪中、川の匂いで充満してますよ〜!
ばーか!
お前はセレブか?と言いたくなる。
まあ詰まらん話はもういい、
時間と、金を掛けた。
BAR in号で楽しもう!
花見船は予約受付中なのだ。