黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

BAR業界の重鎮 死去、、、

今年の6月にNBA南大阪支部の重鎮である。
帝塚山 大阪「BARラグタイム」のマスター
仲一馬氏がお亡くなりになっていた。
大阪のBAR業界の重鎮でもある。


失礼のないように書かして頂くのだが
私自身は直接面識は無いのだ。
しかしやはりお客様のお話の中でたびたび
登場するお方だ


大阪ラグタイムはJAZZ BARだ。
プロのJAZZマン達の生演奏が聴ける
貴重なお店だ。場所も帝塚山というセレブな立地にある。
わが街とは対照的な場所だ。


そのマスターが亡くなっていたとは、、、
妙に淋しい、、、
何年か前に大阪のBARの重鎮たちが
次々とお亡くなりになるという悲しい時期があったが
仲氏はまだまだそんなお年ではなかったはずだが
やはり事故死のようだ。
残念だ。


やはりこの町は外の社会と遮断されているのか
そういう情報が全く入ってこない


では何故解かったか?
それは背中の腰のあたりに脂袋を二つ持ち
その脂を鼻からダラダラ垂らす
見栄と欲望の名古屋人の従業員金髪が
来る11月3日にNABの南大阪支部からの依頼で
ブースを出すようなのだが
「ジョニ黒」を使いオリジナルの
「ジョニ黒」の水割りと
「ジョニ黒」のソーダ割りを出品する事になった。


忙しい時に電話があった。
電話を切った瞬間からソワソワしだした。
動揺している。
鼻から脂が出始めた。
カラータイマーが点滅している。


急に「ジョニ黒」に手を伸ばし
飲み始めた。ど、泥棒だ、、、
ジャンジャン注いで飲んでいる。
そして頭を傾げているが、明らかに目が泳いでいる。
テンばっているのだ。


そして事情を話し出した。
という事で「ジョニ黒」を、、、と
一通り説明すると、で、出た
「そういう訳ではよ考えてや〜」
必殺の人任せフリースタイル!
どうも考えるのは私らしのだが
その次の日もまたその次の日も
「ジョニ黒」をガブガブ飲んでいる。


自分で考えないのに何故飲むのかが解からない、、、、
完全に「ジョニ黒」の一点に意識が集中しているのだが、
暫く経ってから何故「ジョニ黒」なのかと聞くと
本人はよく解かっていなかった。
今更ながら最低男だ、、、


意味も解からず誰に向けて作るのかも解からず
ドリンクを作るのはバーテンダーとしては
最低の行為なのだ。


よく調べるとそう「仲一馬」氏の追悼パーティーで
仲氏の愛した「ジョニ黒」を使うと言う事だ。
内容も解からず考えるのも人任せ、、、
代わりにお前が死ね!と言いたくなるのだが
やはりそこは仕方ない「BAR in」としての看板がある。


かなり手こずったなにせ「ジョニ黒」限定なのだ。
しかもシンプルに水割りとソーダ割りだ
ん〜なかなか私には苦手な分野なのだ。
何が?「ジョニ黒」だ。私の飲んでいる。
「カナディアンクラブ」とは対極にある。
アイラモルトの含有量も多く酒飲みで無ければ
なかなか飲みづらい逸品なのだ。


NBAの年会費も私に払わせ挙句宿題まで押しつけやがった。
イライラするが考えなくてはいけないのも事実だ
さあどうする?ん〜で、出た!
流石は20年以上のキャリアだ。


多分この酒を使って他店が考えて来るのは
酒の味が前に出たガツンと来る物が多いはず
そこで裏をかきすこぶる飲み易い物を作った。
ガブガブ飲める。傾向としては逆ベクトルだが
まさかの逸品だ。


今ならこの「BARin」オリジナルの
「ジョニ黒」の水割りとソーダ割りに限り
11月の2日まで破格の低価格で提供します。
水割りはJAZZの名曲から「レフト・アローン」
ソーダ割りはこれもJAZZの名曲から「ミッドナイト・サン」
と名付けました。
是非この機会にどうぞ!


そして帝塚山「JAZZ BAR ラグタイム」の仲 一馬氏の
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
ラグタイムは現在も平常通り営業中です。
ラグタイムのHPです。
http://tzy-rugtime.com/