先日、NHKの放送「搭乗員達が見つめた太平洋戦争」と言う、
放送を観た。
零戦、特攻、神風、
実際の搭乗員の生き残りの方々が証言する。
衝撃的な放送だった。
案内するのは、零戦搭乗員の祖父を持つ、
俳優「染谷 将太」さん、
神風特攻隊、
19歳、いやもっと若い人なら17歳、
今、甲子園でキラキラと輝く汗を流す若者と同じ・・・
それが爆弾を抱え、
大空へ、考えられない・・・
結果での戦死では無い、
死ありきの戦死、
そして「軍神」と崇められても、
父母の気持ちは複雑な方程式のように、
答えは出ないだろう、
そして、類まれな高性能戦闘機を生み出した。
「堀越二郎」氏の心境も計り知れないものがある。
最も驚いたのは、
その生き残った者達への、
世間の仕打ち、
人間とは真に恐ろしい生き物だと言う事を、
改めて感じた。
職にも就けない者、
又「軍神」と崇められた者が、
逆賊のような扱いを受ける。
正に勝てば官軍、
幕臣か、倒幕か、
物の見方を変えれば、
正義と悪は反転する。
いや、元々悪では無く、
正義の反対はもう一つの正義、
やはり私個人はこう思う、
「英霊」「軍神」では無く、
戦争で亡くなった方々、
内地の方も含め、
皆、尊い犠牲者なのだと、
そして、戦後68年、
2013年、多くの西洋の強豪ウイスキーを蹴散らし、
見事WWA(ワールドウイスキーアワード)2013、
バッティングモルト部門に於いて金賞に輝いた。
一本のウイスキーがある。
信州は長野「マルス蒸留所」が生んだ。
「マルスモルテージ3+25」
この会社の母体となる。
「本坊酒造」は多くの酒蔵、ワイナリー、蒸留所を持つ、
その一つ、焼酎の蒸留所の場所が、
名を、
「知覧蒸留所」
そして「マルス」とは奇しくも
「軍神」を意味する。
ここに又、捨て切れぬ何かを感じた68年目の、
終戦記念日だった・・・
捨てきれない荷物の重さまへうしろ
種田山頭火
↓お手数でなければ押して下さいね!
にほんブログ村