酒通信　謎のカクテル - 黄昏ウイスキー　　TWILIGHT WHISKY

一体何度観ているのだ。
ＮＨＫのドラマ
「ロンググッドバイ」
主人公の私立探偵「増沢磐二」役の、
「浅野忠信」氏が実に渋い・・・

最近のドラマとは違い、
酒とタバコがやけに出てくる。
ハードボイルド、
古きよき時代のドラマを彷彿させる。
「増沢磐二」の愛車のマーキュリー１９５１のエンジン音に、
胸も高鳴る。

ドラマを観ていない方にはなんの事だか、
解らないだろうが、
作中に不思議なカクテルが登場する。
「高村世志乃」役の「冨永愛」さんが、
ＢＡＲで飲むカクテルなのだが、

マラスキーノチェリーが刺さっている事から、
「マンハッタン」では無いかと思うが、
色が薄い、しかし手元のシーンでは、
鮮やかな赤になる。

やはり「マンハッタン」なのか、
いや、実に鮮やかな赤色、
まさかと思うが、
このカクテルは「ロブロイ」では無いだろうか、

かなり色の薄いスコッチで作られた。
別名「スコッチマンハッタン」
「ロブロイ」

何故、そう思うのか、
それはストーリーとシンクロしている。
「柄本明」氏演じる時の権力者、
「原田平蔵」
その娘が「富永愛」さんが演じる。
「高村世志乃」なのだが、

「増沢磐二」と「原田平蔵」はのちに対峙するのだが、
娘「高村世志乃」は父を尊敬しているようなセリフを言うシーンが、
その前にあった。
父の事を良いように言わない「増沢磐二」を、
殴るシーンなのだが、

その後その父に会うようにと「増沢磐二」を迎えに来た時に、
飲んだカクテル、「マンハッタン」では無く、
「ロブロイ」なのでは・・・
そう思うのは私だけだろうか？

多分私だけだろう・・・