何度か書いている。
大阪のホテルの偽装事件、
あれは木曜日の夜だった。
数人の常連氏と、
この事件について話していた。
三流だ一流だと、
あ〜だ、こ〜だと、
その時、私が娘が幼い日、
食事に行った先で、
エビ料理が出たと、
その時娘が覚えたての単語だったのだろう、
「これ車エビ?」と、
私に聞いた。
私はこう答えた。
「いやこれはブラックタイガーだろう」
確かに安い料理だったので、
間違いないのだが、
その店は偽装でも何でもない、
エビと書いているだけなのだから、
間違いではない、
その後こう言った。
世の中には美味しい物が沢山ある。
自分でお金を稼ぐようになったら、
いい店に行って自分で食べなさいと、
そして常連氏にこう言った。
こんな事は一流と言われるホテルなら起こらないでしょう、
例えば リッツ・・・
次の日、昼のニュースを見て驚いた。
「リッツ・・・ブラックタイガーを車エビと表示・・」
その夜、前日居合わせていた。
K-太君が慌てて飛び込んで来た。
「リッツの事知ってたんですか?」と、
いや、私は何も知らなかった。
ただ確かにリッツと言う名前は出した。
そして車エビとブラックタイガーの話はしたが、
偶然なのだ。
が、確かに偶然にしては符号が一致し過ぎだ・・・
少し気味が悪くなったが、
残念、いや残念過ぎる・・・
他にもフレッシュジュースでは無かった。
確かあそこには高級なBARがあるのだが、
じゃあカクテルに使うジュースは大丈夫なのか?
フレッシュジュース使用と書いていなければ、
偽装にはならないか・・・
え、それでいいのか・・・
この件に対して一番言いたい事は、
正直に営業している個人店も多い、
そういう店までも全てが同じような目で見られるような、
飛び火現象が起こらない事を心から祈る。
私もまだまだ到達していない高みがある。
今作っているカクテルは今の時点での、
到達点であり、そして通過点である。
必ずや1年後、いや5年後になるかも知れないが、
今よりも完成度の高いカクテルを提供しょうと思う、
いやそう思わないと、
お客様に失礼だと私は思う、
その時、食材の吟味は欠かせない、
元々違う物を使っていたのでは、
この追求も意味が無い、
故に成長は起こらないだろう、
それをさせられた調理人の方々を思うと、
胸が詰まる。
して死ぬまえに作りたいカクテルは決めている。
それを誰に出すのかも、
その日が来るまで嘘を付かず、
一人奥の細道を歩こう、
が、それも応援してくれるお客様がいなければ、
続かない、そういう有難い人達それが、
お客様だ。
だから裏切ってはいけない、
「客が店を育て、店が客を育てると」
若い日に師に教わった。
その事が今、胸に響く・・・
最後に
「五月雨を集めて早し最上川」
一粒一粒の雨を集め、大河となり、
大海を目指そう・・・
お知らせ!
10月30日(水)〜10月31日(木)
ケルト人の儀式「ハロウィン」です。
厳選シングルモルト&スコッチウイスキー
を数本低価格でご奉仕させて頂きます。
是非ご来店のほど宜しくお願い致します。
店主
↓お手数でなければ押して下さいね!
にほんブログ村