黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

馬鹿に付ける薬無し、、、

又やり上がった、、、
顔面の真ん中に油田を持ち
そこから毎秒0,00002mlの人油を
出す異形の名古屋人金髪が
又やり上がった
身の毛も凍る恐ろしい事を、、、


数日前、何度か来て頂いてる。
今時珍しいセレブな紳士とモデルさんのような
美人の彼女なのだが
いつも会話に出るのは高級寿司屋さんや
高級レストランの話題


いや〜この時期には珍しい会話だ。
まあ当たらず触らずがこの手のお客さんには
一番いい、なぜなら会話に入った所で分からない
そんなに高級なところには行かないのだから
分かる訳もない
適当ではないがそれなりの対応をしていたのだが


出た!!フジツボ金髪!
その彼女が綺麗なのは分かるが
あからさまにその前から動かない
そして大量の油を噴き出した。


こ、興奮している。
明らかに興奮している。
背筋を伸ばし少しでも身長を高く見せようとしている。


あ、アピールしている。
む、無理だ、、、
素手でライオンを捕らえようとしている。
いつもの光景だが何度見てもキモイ、、、


注意しても「そんなんちゃいますよ〜」
と嘘を付くのだが態度が異常におかしくなり
急に鼻から大量の油が噴き出して来るのだから
一目瞭然なのだが、彼の場合嘘が日常会話なのだから
仕方ない、、、


その女性客が「あなたに会いに来てるのよ」と
5歳の子供でも分かる社交辞令を言った。
だ、駄目だ、、、そいつに社交辞令は通じない、、、
出た!鵜呑みにした、、、
瞬間様子がおかしくなった、、、
何故かそわそわしている。
何か意味の分からない独り言を喋った
ま、まずい何かしやがる、とっさにそう思った。


何かブツブツ言いながら店を出て行った。
帰ってきたら紙袋を持っている
???な、なんだ?


次の瞬間金髪都市伝説が始まった!
「こ、これ誕生日って、き、聞いたのでぇ、、」
プ、プ、プ、プレゼント??
ま、まさか、、、
彼氏がいる前で???????
信じられない光景が展開している、、、、


いいお客さんだから大事にしないとと言ったのは分かるが
い、意味が意味が違うのだ=!!!
二人の会話がフリーズした。
凍っている完全に凍っている、、、
金髪は嬉しさの余りに声が出ないのだと恐ろしい勘違いをしている。
「いや〜安いものですから気になさらんと」
ま、まさかの上から目線だ、、、
傷口に塩を塗りやがった!


そして今度は傷口を広げた
「いや〜人が喜んでくれれば嬉しいんですよ〜僕は〜」
だ、誰も喜んでない、世界中でいや宇宙中でもお前だけだ、
皆ただただ気まずいだけだ。


しかも店主の立場はどうなるんだ?
その彼氏の立場はどうなるんだ?
どうしてくれるんだよー!
自分がよければそれでいい
見栄と欲望の名古屋人根性炸裂!
大阪ではそういうやつの事を
ええカッコしーと言い、一番嫌われる人種なのだ。


そういう時は店からと言うのだよ〜
個人プレイに走るいつもの事だが
誰の店か分からなくなっているようだ。
早く鍋屋の店長に納まってくれ〜


そして店は只ならぬ異様な空気に包まれた
直後危険回避能力が発動!
他には何も無い男だがこれだけは人並み外れた力を持っている。
何かが変だという事が分かったようだ。


に、逃げた。その場からさっと離れた。
OH NO!OH MY GOD!


後はどうするんだ、、、
やりっぱなしか!
全く喋らなくなった、、、


女性の方が気を使い慌てて
話を大きく変えてくれた。
私は冷や汗をかきながらその後の対応した。
ギクシャクしたまま、、、


馬鹿に付ける薬は無い事と
馬鹿は死ななきゃ治らない事を学んだ、、、
その時にいたヒロコ嬢にとんかつ、とんかつと言われていた
KYK(空気読めない王様)KYキングなのだ。


何年経っても治らない
根本が間違ってる以上それを治さないと
いくらその上を学んでも同じなのだ。
逆ピラミッドなのだ。安定感0ゼロなのだ。


もう何年になるのか、、、、
まだそんな所にいるのか、、、残念だ、、、


そういうセレブな中年は色んな店を知っている。
ここだけがBARでは無い
では何故当店に来るのか?
分からないのか?安全だからなんだよー!


お前のような不細工しかいないから
女連れでも安心なんだよーバーカ!
だから来てるのに、、、、
プ、プレゼント、、、
は、恥ずかしい、、、
出勤拒否になりそうだ、、、


頼むから死んでくれ!
精神安定剤の量は増え続ける、、、