まあ、歩いた。
二年分は歩いたのでは無いだろうか、
そして、着いた所は大都会「尼崎」
そこに一本の商店街が、
この商店街、
驚きますよ、
先が見えない・・・
どこまで続いているのか？
まるで人生のような、
しかも、平日の中途半端な時間にも関わらず、
人、人、人・・・
我が町の商店街とは大違い、
しかも、店、店、店・・・
そして恐ろしい事が起こっている。
値段戦争、完全なるデフレスパイラル、
焼酎ロック１５０円・・・
立ち飲み屋さんだったが、
夕方前にも関わらず、
大賑わい、
しかし、その店のビールは、
サントリーモルツ・・・
私の苦手な、
まあ、個人の好みなのだが、
そこで、スーパードライの店は無いのか、
あ、あった！
しかも驚愕の値段！
まさかのスーパードライ大瓶
３８０円・・・・
生が、ええっ・・・
３７０円・・・
私は１５年前、
この辺鄙な下町「大正区」で、
ＢＡＲを出した。
ＢＡＲを出したのだが、
怒鳴られる日々、
「高いやろ！そこの店なら大瓶４００円やぞ！」
何十人居ただろうか、いや、何百か・・・
数え切れない、
ＢＡＲと立ち飲み屋さんの区別の出来ない人達を相手に、
毎晩格闘し、
必死で子供を育てて来た。
地獄の日々だった。
未だにそういう人達は来るが、
これは、私が悪いのだろうか・・・
私はＢＡＲと言う形態の飲食店を出しているだけ、
立ち飲み屋さんでも、露天商でも無い、
この大正区を駄目にしてるのは、
一体誰なのか、私では無いと思うのだが、
もうそろそろ答えは出るだろう、
そして、この店は安いだけでは無い、
二十代前半と思われる可愛い女性が、
その子の仕事が終わる時間に、
交代で来た子が、
またまた可愛い、
当店に来て、
女が居ない！女が居ない！
と怒る大正区のおじさん達、
少し努力して、電車に乗ろう！
阪神なんば線、
￥２８０−で尼崎だ！！！
が、その可愛いお嬢さん、
「ありがとうごじちゃいます」
爆買いの国の人か・・・
が、可愛い、
いや、見とれてる場合では無い、
つまみを、
「はもの湯引き」を頼んだ。
なかなかの味、
いや、値段を考えると十二分だろう、
まあ、値段もそうだが、
働いてる女の子が可愛い、
行きますか？
いや、多分行くだろう、
では！
後は自分で探して下さい！
恐るべし「尼崎」を後にする時には、
体力は既に限界に達してしたが、
その時、全てが洗い流されるようなものを、
聞いた・・・
いや、実に良かった。
何が？
それは又、番外編で！
お楽しみに！
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