黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 一期一会のウイスキー

店でもブログでも何度も説明はしている。
「シングルカスク
ウイスキーは生きている。
特にシングルモルトは、


その事によりシングルモルトウイスキー単体では、
普及が遅れ、ブレンディドに含まれる事になる。
その年、その年で味わいが変わり、
又、樽によっても味わいが違う、
安定供給が難しかったのだ。


その点、ブレンディドウイスキーは、
ブレンダーの巧みな技術によって、
毎年、安定した物を供給出来た。
しかし、同じ物の樽違い等、
普通の方ではそう飲み比べる事も、
出来る物では無いだろう、


又出来たところで、
その味わいの違いも微妙なら、
解らないだろう、


私とて判断が付かない、
しかし幸いな事に、
一度同じ物を4本買った事がある。
勿論シングルカスク
その中の1本が極端にアルコール度数が高かった物があった。
他の物とは違う異彩を放っていた。


こんなに違う物なのかと、
実感した事がある。
樽が違うとアルコール度数も変わる。
樽の木の木目や、
下の段か上の段かでも、
気温、湿度が変わるからだ。


こう言う事だ。
樽の貯蔵庫に並ぶウイスキーの樽は、
小学校の教室で学ぶ小学生と同じ、
同じ小学生、同じ年とは言え、
一人と同じ人間はいない、
みな違う個性を持っている。


それと同じ事なのだ。
そうなると、
優秀な子もいれば、
そうでない子も居ると言う事になる。


シングルカスクと銘打って、
世に放つなら、
優秀な子を送り出すだろう・・・