黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

赤垣源蔵

この季節、どこかのチャンネルで、
必ず取り上げられる。
忠臣蔵NHKで17歳で討ち入りに参加した。
矢頭右衛門七教兼」と言う青年のエピソードを紹介していた。
思わず、涙が込み上げた。


そして何故か、毎年のように、
私の誕生日、忠臣蔵の討ち入りの日になると、
当店、常連氏、臆病男爵が、
「討ち入り記念」と書かれた。
小さな日本酒を持って現れる。


これは大阪の立ち飲み屋さんチェーン、
「赤垣屋」さんの粗品なのだが、
あまり気にしていなかったが、
この前、ふと思った。
討ち入り記念?
赤垣屋??


そうなのか、
これ、赤垣源蔵、
それで「赤垣屋」なのか、
と、一人納得、



赤垣源三
赤穂浪士の一人なのだが、
本名は赤埴 重賢(あかばね しげかた)



私も何度かお邪魔した事があるお店なのだが、
全く知らなかった。
赤穂浪士のお話は、
討ち入りだけでは無く、


外伝的なものも沢山あり、
歌舞伎、浪曲、講談などで演じられている。
その中でも人気があるのが、
この赤埴 重賢をモデルにした。
赤垣源蔵の「別れの徳利」なのだ。



簡単に話せば、
少し間違っているかも知れないが・・・


兄の家に居候していた源蔵、
何もせず、酒ばかり飲んでいた。
それで兄嫁と確執が、


それで家を出るのだが、
討ち入り直前、暇乞い(別れの言葉)に、
兄の家に現れる。
理由は話さず、
が、兄は留守、
兄嫁はお金を無心に来たと会わず、


女中に頼み、兄の羽織を出してもらい、
それと向き合い、
酒を酌み交わす、


後日、赤穂浪士の中に、
赤垣源蔵の姿を見た。
兄と兄嫁が涙を流す。


と、言うお話なのだが、
お酒の逸話の赤垣源蔵なのだが、
実は下戸だったと、
そして兄は居なかったと・・・
別の話が変化したものだと、
そ、それでは全否定では無いか、


それはそうだ。
何故なら、これはあくまでフィクション、
お芝居のお話なのだ。
だが、涙をそそる美談には間違いない、
三波春夫さんも、
この赤垣源蔵の唄を歌っている。


「酒は呑んでも 呑まれちゃならぬ 武士の心を 忘れるな」
私はあきんどなので、呑まれてもいいかな・・・


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