黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

民放戦争創作ドラマ キコク

やっとテープが手に入った!
ビートたけし氏や長渕剛氏らの出演する。
戦争ドラマを観る事が出来た。
終始お涙ちょうだいに徹する姿は素晴らしいスタンスだ。
小栗旬氏や向井理氏などの下りも良かった。
皆さんはどこがよかったでしょうか?
屈託のない意見を聞きたいものだ。
ラストの豊かと便利をはき違えていると
怒鳴った長渕剛氏の下りや、
ビートたけし氏が石坂浩二氏を殴りまわす下りなどが
このドラマのテーマであり主張だと沢山の方々が思うだろうが、
私は見つけてしまったのだ。
一番のキーパーソンをそれはARATA氏だ。
思わぬ伏兵が隠れていたが彼こそが
最大のテーマなのではないだろうか?
戦争の犠牲となり人生を根底から変えられた英霊たちが
日本の豊かに驚き悲しみそして怒り、
感情をあらわに吐くセリフの重さそこには
個人的なワールドがあるにせよ
常に基本は戦争に対する思いなのだが、
ARATA氏は全くもってその輪の中に入っていなかった、
完全に浮いていたがきっとわざとそうしたのだと思う。
彼が演じる役者バカが現代人である我々への警鐘なのだ
。役者の時のセリフを淡々と唱え
ビートたけし氏の問いかけにも答えない。
我関せずの一環とした態度これが一番怖いのだ。
今の時代「ひきこもり」をいう人種が急増しているが、
社会で働いてる人間にもこの人種は多いKYと言われたり、
自分の小さな世界を人に淡々と話す。
誰も聴きたくないのに私は私僕は僕なのだ。
本当に増えているのだ。
外の世界を観ないチャレンジしない、
自分の殻に閉じこもりそこ殻の中の様子しか話さない、
そんな人間に戦争をどう思うかと問いかけた所で
興味も無ければ戦争自体が解からないだろう、
その象徴としてARATA氏が役者バカという
役柄として演じたのだと思う、
人の事は気にせず自分の事だけを
解かってもらうのに精いっぱい、
思いやりの欠片もない自分本位の人間
それを演じたのが彼だ。私は思う戦争は肯定でも否定でも
どちらでもいいが大事な事は忘れない事なのだ。
それが英霊たちへの私達が出来るせめてものおもいやりなのだ。
その事で論争し論戦を繰り返すほうがいい、
決して今の自分の事だけに囚われてはいけないのだ。
もう少し時代が進むと本当に戦争が忘れ去られる時代が来るかもしれない、
決してそうなってはいけないのだ。
私は死ぬまでこの戦争という悲惨な事実を
私なりに深く広く考えていくつもりだ。
それが一番の供養ではないだろうか?
我関せずが人間として一番ダメだと私は思う。
この私の推測を裏付けるのが生瀬勝久氏のセリフにある
「人は二回死ぬ本当に死ぬ時ともう一つは完全に忘れ去られた時だ」と、、、、