黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

さよならアーク・・・

渡英が決まった。

天王寺動物園の、

最後のコアラ、アークだが、

まあ、子供の頃から、

 

お世話になっている。

動物園だけに気になる。

しかし、昭和40年代は、

凄い人並み、

 

まあ、あの年代はここに限らずだったが、

入場口の付近には、

良く解らない物を売る人、

首に大蛇を巻き付けている人、

 

大道芸人の類なのだが、

見ると、お金を取られるようで、

母がしきりに見るな、見るなと、

叫びながら、動物園に入るのだが、

 

その如何わしく、断片的な記憶が、

脳裏では幻想的な情景になり、

焼き付いている。

寺山修司氏、ティム・バートン氏の、

 

映像を観た時に、

その情景が何度か浮かんだ。

その動物園で、市民の怒りが爆発と、

言う記事を読んだが、

 

相次ぐ動物の死、

アークの渡英、

前代未聞なのは、

アシカの赤ちゃんが行方不明?

 

どうも、アシカの赤ちゃんが、

行方知れずになっていると、

一体、どういう状況なのだ・・・

サッパリ解らない、

 

早く見つけてあげて下さい、

としか、言えない、

コメントも出来ない、

しかし、アークは完全にリストラ、

 

アークが大阪弁を話せたら、

「なんで、わし、リストラされんねん」

と、言うだろう、

これは難しい問題なのだが、

 

極論で言えば、

商売がしたいのか、

動物園がしたいのか、

そのい両翼のバランスが、

 

難しい、私もこの難題に、

絶えず考えさせられる。

商売がしたいのか、

BARがしたいのか、

 

拘れば、拘るほど、

原価は高くなり、

儲けは薄くなる。

しかも、その拘りに気づく人など、

 

1%にも満たない、

そして、その1%に応えようとすると、

ますます、人々とは乖離して行き、

商売とも乖離して行く、

 

しかし、専門店なのだから、

品数が多いのは当たり前、

お茶の専門店で、2種類しかない、

日本酒の専門店で、2本しかない、

 

焼酎の専門店で2本しかない、

葉巻の専門店で・・・

もう、いいか、

の、専門店に来て、

 

多すぎて解らないと、

言われても、だから・・・

と、しか言えない、

しかし、その数が増えれば、

 

増えるほど、管理も大変になる。

状態の確認は勿論、

廃棄する物も多い、

それが、生き物になると、

 

遥かに大変だろうが、

動物園とは、ある意味動物の専門店、

頑張って頂きたい、

と、商売に傾かず、

 

動物園としての、

本来の意味で続けて欲しい、

と、節に願う、

たまには、行きますので・・・

 

さよならアーク・・・

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