黄昏ウイスキー 

大阪は京セラドーム前の大人の小さなBAR「BARin」の日記 

マッサン 「・・・・」

ついに、ん〜・・・
始まったか地獄の日々が、
十数年間に何百、何千回と味わって来た
あの地獄の日々が、
予想はしていたが、下町は凄まじい・・・


NHK朝ドラ「マッサン」効果が発動しだしたが、
案の定、現れ出した。
「美味しいウイスキーを下さい!」
と、尋ねて来る若者達・・・
もう何度も言うが、
ウイスキーは経験値、個人差がある。


味噌汁や、豚汁では無い、
そしてウイスキーとは1種類、
一本のように思っている人もいるようだが、
店中がウイスキーなのだ。


さあ、このつわもの達にどう説明したらいいのか、
試練や修行等の言葉を遥かに超えている。


「これぐらいから始めればどうですか」
「じゃそれで!」
「ぐっ!」
「げっ!」
「う、うっ・・・」


「不味い!」
いやいや不味くはないのだ。
「少し我慢をしなければ」
「お金だしてなんで我慢するねん!」


関西でシングルモルトが普及しない理由が少し解るような気がする。
損をしたくないのだが、
皆、最初はそうなのだ。
私も二十代の時、
何でこんな物を飲むのか、
さっぱり解らなかった。


三十代の時、ある日突然、
急に自転車に乗れるのと同じように、
何の前触れも無く美味しくなる。
初めて飲んで美味しいと感じる人は、
ほんの一握りなのだ。


仕方ないのだが、
香川県琴平町にある金刀比羅宮に行くには、
1386段の石段がある。
登らねば、辿り着かない、


私が変わりに飲んであげる事は出来ないのだ。


ウイスキーが美味しい、不味いは、
あなた次第なのだ・・・