凄い試合を見た。
夜中、その日は暇過ぎて、
早く終わった。
と、言うか、これが見たかった。
クルム伊達、
ウィンブルドン2回戦、
VSヴィーナス、
第二セットに間に合った。
第一セットが観たかったが、
仕方ない、
しかし、凄い、
40歳、
この体力、
しかし、ナブラチロワの、
47歳勝利の記録がまだある。
頑張れ!伊達公子!
流石に、学生時代はテニス部だっただけに、
この心理戦の凄さが伝わってくる。
そう、テニスとは、心理戦だ。
プレッシャーを掛けに行くが、
逆に掛けられる。
攻防、汗、筋肉が光る。
この日のヴィーナスは絶好調だ。
く、悔しいが、
それでも勝たなくてはいけない、
クルム伊達、
セオリー通りのテニスを見せつけ、
いきなり、裏をかく、
ここ一番、大事なサーブ、
丁寧に、丁寧に、慎重にと、
心で思った瞬間、
ズバッ!
豪快なサーブ、
信じられない、
ここに来て、この神経の強さ、
正に勝負師だ。
いや、侍だ。
普通の勤め人、
サラリーマンには、
考えられないだろう、
特に、守り専門の職種には、
想像すら出来ないだろう、
しかも、一か八かでは無い、
決まる。
これは、物差しの長さの違いだ。
プロのテニスプレーヤーとしての、
長い、長い物差しを持っている。
しかし、これが世間で当てはまるとも、
限らないだろう、
私も、人の前に立つ仕事をしている。
その人間が、会社の愚痴や、
上司の悪口ばかり喋る人間では、
誰も来ない、
しかも、真面目で堅物、
それもキモイ、息苦しい、
やはり、世間の物差しと、私の物差しは、
違ってくるのは、当たり前だ。
それを、2mmぐらいの物差しで計られたら、
そりゃ〜訳が解らないだろう、
と、いう事だ。
経験や、職種により、
物差しの長さは変わる。
当然だ。
いやぁ〜しかし、
負けたが、良かった。
黙々と、淡々と、
しかも、豪快、
器だ。器の大きさが違う、
本では得らない、
知識と技術を持っている。
クルム伊達の大健闘!
ウィンブルドン センターコートの
客席が、オール スタンディングオベーション!
皆が健闘を称えている。
涙が出そうになった。
私も頑張ろう、
あなたもまだまだ、
頑張る余地があるのでは、、、