店が終わり、
片付けて、ふとエアコンを見ると、
黒い点が、
何だろうと、近づいて見ると、
これは、確かカメムシ・・・
へこき虫と言われ、
悪臭を放つ、
が、この都会で見るのは、
久しぶりだ。
と、思いながらも、
殺虫剤を取り出し、
一吹き、ポトっと落ちた。
テッシュで取ろうと、
近づくと、
懸命に、前足で、
目の所を吹いている。
何度も、何度も、
一生懸命に・・・
目が見えないのだろうか、
切なくなって来た。
最初から、テッシュで取って、
外に出してやれば良かった。
害虫と言えど、都会に戻って来た。
それを、人間の都合で・・・
色んな思いが一気に、
頭の中でぐるぐると回った。
まだ、生きている。
テッシュで取って、外へ、
頑張れと・・・
自分がやったのに・・・
子供の時に、母や良く言っていた、
言葉を思い出した。
「一分の虫にも五分の魂」と、
魂とは、大きな物なんだなと、
しかし、大人になって気づいた。
正確には「一寸の虫にも五分の魂」
だった・・・
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