樽工場、クーパレジに見学に行った。
スコットランド在住の、
ケイスケ君だが、観光名所のようになっていると、
書いたが、確かにそのようだ。
完全なるお土産屋さん、
全然関係の無い物が売られているような、
なのだが、今回の気になる点は、
説明の案内だが、日本語で書かれている。
熟成とは、複雑な科学反応の結果なのだが、
タンニン、グリニン等、専門的な知識が必要なので、
科学者、博士が蒸留所の携わる理由である。
が、まだまだ科学で、全ては解明出来ていない、
この説明文の初めに書いてあるが、
オークには、匂いが無いと言う事、
日本人なら、杉樽の日本酒を、
思い浮かべる方も居られるだろうが、
それは、単なる香り付けであるが、
ウイスキーは、あくまで化学反応の結果である。
次の説明文にも、大事な事が書いてある。
これが、樽の命とも言えるのだが、
オーク材が選ばれる理由が書いてあるが、
要約して話すと、ヒビや割れ、液漏れは、樽の大敵である。
故に、比較的水を通しにくい、オーク材となるが、
日本の固有種である。オークはミズナラだが、
このミズナラも、密度の問題で、
加工が、かなり難しいと聞いた。
又、ミズナラの場合、短期熟成では、
なかなか、良い結果が出ず、
長期熟成なら、化けると言う事を、
本で読んだが、これも、まだまだ研究が、
必要だろう、ウイスキーは大きく分けて、
発酵の科学、蒸留の科学、熟成の科学となり、
それぞれに、専門家が研究を続けている。
他にも、泥炭(ピート)等も、苔の専門家の方の、
泥炭に対する、論文を読んだが、
かなり解明されているようだ。
そして、最後にブレンダーと言う、
各分野に分かれた。専門家の、英知の集合体である。
取り合えずは、オークには匂いが無い事、
そして、木自体の気密度が高くなければ、
液漏れを起こしてしまう、故にオークが選ばれる。
この辺りだけでも、覚えておきましょう、
熟成とは、科学反応の結果である。
END