バルヴェニー蒸留所で、
少し、書き忘れた事が、
まだあるのだが、
取りあえずは、これだ。
解るだろうか?ポットスチルの下側に、
こぶのような物があるが、
これは、バルヴェニーボールと呼ばれる。
独特の形状である。
これで、香りの成分を穏やかに、
じっくり抽出し、重厚なウイスキーになると言う、
もう一つが、伝統的な工法、旧式な物を、
使う蒸留所なのだが、
コンデンサー、冷却装置は、
比較的新しい物を使っている。
19世紀後半のシェル&チューブ式、
多管式と呼ばれる物だが、
他には、ハイランドパーク等もそうだ。
伝統的な物は、蛇管式、
ワーム式と呼ばれ、
このコンデンサーの中に、
銅管が入っていて、液化したアルコールが、
その中を通る事で、化学反応が起きる。
硫黄化合物を、銅が吸収し、
量を減らす。この硫黄化合物は、
ゴム、肉、野菜等を思わせる香りで、
主張が強く、これを減少させる事で、
違う香りを引き出している。
パヒューム等の香りは、
このコンデンサーの、影響によるものでは、
と、私は推測しているが、
コンデンサー内の、
水温も、かなり影響するようである。
バルヴェニーは、後発の多管式を、
使う事で、バランスを取っているように思う、
つづく・・・
※蔓延防止の時短要請により、
3月7日~3月21日まで、
臨時休業とさせて頂きます。
ご了承の程よろしくお願いします。