黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 スコットランドだより 64 待望の蒸留所追記 2

バルヴェニー蒸留所で、

少し、書き忘れた事が、

まだあるのだが、

取りあえずは、これだ。

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解るだろうか?ポットスチルの下側に、

こぶのような物があるが、

これは、バルヴェニーボールと呼ばれる。

独特の形状である。

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これで、香りの成分を穏やかに、

じっくり抽出し、重厚なウイスキーになると言う、

もう一つが、伝統的な工法、旧式な物を、

使う蒸留所なのだが、

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コンデンサー、冷却装置は、

比較的新しい物を使っている。

19世紀後半のシェル&チューブ式、

多管式と呼ばれる物だが、

 

他には、ハイランドパーク等もそうだ。

伝統的な物は、蛇管式、

ワーム式と呼ばれ、

プルトニーや、タリスカー

 

クラガンモア、モートラック等だが、

このコンデンサーの中に、

銅管が入っていて、液化したアルコールが、

その中を通る事で、化学反応が起きる。

 

硫黄化合物を、銅が吸収し、

量を減らす。この硫黄化合物は、

ゴム、肉、野菜等を思わせる香りで、

主張が強く、これを減少させる事で、

 

違う香りを引き出している。

パヒューム等の香りは、

このコンデンサーの、影響によるものでは、

と、私は推測しているが、

 

コンデンサー内の、

水温も、かなり影響するようである。

バルヴェニーは、後発の多管式を、

使う事で、バランスを取っているように思う、

          つづく・・・

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※蔓延防止の時短要請により、

3月7日~3月21日まで、

臨時休業とさせて頂きます。

ご了承の程よろしくお願いします。

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