昨日から、何かを忘れていると、
何度も思ったが、思い出せなかった。
で、その日の夕方、店の前で、
笹を持って歩く女性が通った。
あ、そうか、えべっさん・・・
が、しかし、今年もスルーするしかないだろう、
この状況では、去年もスルーしたのに、
大阪の商売人が、えべっさんに行けない、
疫病とは、恐ろしいものだ。
私の父も、商売人だったので、
欠かさず、えべっさんには行っていた。
父曰く、えべっさんに参ったら、
その後、裏手にある廣田神社さんで、
福を押さえて貰わないといけないと、
その当時は、その廣田神社さんに、
お参りする人は少なかったが、
近年は、かなり増えて来ている。
と、えべっさんの帰りには、
どこにも寄ってはいけないと、
そこに、福を置いてくると、
まあ、今では、そういう事を守る人も、
少ないだろう、出店の飲食店は、
どこも一杯、が、今年はどうだろうか、
えべっさんと言えば、私は夜の仕事なので、
いつも行くのは深夜になる。
娘たちが幼い時は、
店を休んで、夕方に行っていたが、
それよりも前、あれは、20代後半ぐらい、
バブルが頂点に達していた頃、
真夜中に、凄い光景を見た事がある。
深夜になると、同業者だらけ、
ホステスさんやクラブの黒服さん達、
えべっさんの境内が、シルバーフォックスで、
埋まっていた。その間に黒服の方達、
囲碁か!っとツッコミたくなる光景、
正にバブル全盛期、今では考えられないし、
もう見る事も無いだろう、
大体、今、毛皮を着るだけでも、
愛護団体の目が怖いだろう、
が、今考えると、凄い時代だったと思う・・・