BARは、お酒を販売しているからと言って、
必ず、お酒の話になるとは限らない、
来られる方は、千差万別、360度、
色んな方角から、話題が飛び出してくる。
逆にお酒の話になる人の方が、
僅かしかいない、それが現実の一般社会、
なので、当然だがあれこれと情報を集め、
常に情報武装をしている。
アニメや、漫画、ドラマ、映画、本、
バイクや車、音楽、ゲームと、吸収できるものは、
何でも吸収、それもバーテンダーの、
仕事だと思うので、忙しくても怠らない、
20代の若い女性に熱く、
切々と、ウイスキーを語っても、
ただ、キモイおじさんと思われるだけだろう、
まあ、深掘りした。専門的な話以外は、
何でも話せるようにと、日々、努力している。
どんな話でも、対応し、人に合わす、
調和と言う点でも、人間としても大事な事で、
お酒をを知ってるだけでは、
コミュニケーションは、成り立たず、
自分自身も人と馴染めず、息が詰まる。
一昔前の寡黙で話さないバーテンダーでは、
SNSに愛想が無いとか、暗いとか書き込まれる。
今は、大変な時代である。
で、ここで少し前のドラマなのだが、
いや、実に面白いのがある。
「逃亡料理人 ワタナベ」
凄腕料理人が、無実の容疑で、追われる身に、
そして、逃げる先々で料理を作るのだが、
これが、本格的なマジの料理、と、出て来る店が、
どこも風情があったり、お洒落だったり、
行きたくて、たまらなくなる。
80年代の漫画で、たがわ靖之氏の「包丁無宿」と、
重なるが、こちらのドラマの方が、
明らかに漫画チックである。
アマゾンプライムで私は観たが、
これ、結構心に刺さりますよ、
意味、料理にそれぞれ意味を持たせている。
いや、それこそが料理かもですが・・・