ネットニュースを観て、
悲しい気持ちになった。
レトロな自販機が、
壊される様子が動画に、
その自販機が、ハンバーガー、
30年以上前になるが、
車の免許を取り、
中古車を買って、
悪友の家に、車を買っても、
これと言って行く所が無い、
その時、一人が南港の、
フェリーの待合室に、
ハンバーガーの自販機があるらしいと、
俄かに信じがたい、当時としては、
かなり、斬新だった。
一人が、どうやって調理するのだ。
と、言ったら、皆、考え込んだ。
頭の悪さ全開、全員が機械の中で、
マクドナルドのように、
調理して出て来ると思ったのだ。
では、行ってみようと、
3人で車に乗り南港を目指した。
あった。確かにある。
買ってみると、調理した物が、
過熱されて出て来る。
まあ、当然そうだろうが、
が、意外と美味しく、
その後も、何度か買いに行った記憶がある。
初めて買いに行った三人で、
生きているのは私だけ、
数年前に、二人とも旅立った。
まだあるのかと思ったら、
この記憶が蘇った。
思い出の自販機、
涙が出そうになった。
古いからっと言って、
決して間違っているのでは無い、
間違っているのは、時代にそぐわない心だと、
私は思う、年配者だから、自分は偉い等と思う、
馬鹿げた心、金噛み市長のような、
古いからこそ、もがき、喘ぎ、苦しむ、
そういう努力が必要となる。
数年前に亡くなった私の父は、
80歳を越えてから、
毎日歩いて近所の小学校で、
行われていた、無料のパソコン教室に通い、
90歳を過ぎても、パソコンを、
扱っていた。時代に乗り遅れると、
良く話していたが、悪戦苦闘の日々を送っていた。
が、そういう事では無いだろうか、
古い車、古い船等、乗るよりも、
メンテナンスの日々である。
この自販機も、直し、直し使っていたと、
一番悪いのは、そういう古い物を、
ないがしろにする心である。
そんな事すんなよ!