私らの時代と違って、
技が進化し、技の名も変わり、
良く解らなかったが、
やっと、実況と解説のある動画が観れた。
やっぱり、男子準決勝が見応えがある。
対戦相手のブラジルのGメジナ選手は、
現在ランキング1位の世界最強、絶対王者、
次々と繰り出す。連続技の圧巻の演技、
途中で、これは駄目なのではと、
諦めムードが漂う中、
大きく宙に舞ったカノア選手、
エアリアルからの360度ターン、
フルローテーションで見事逆転、
しかし、決勝で待ち受けていた。
同じくブラジルのイタロ・フェヘイラ選手、
決勝スタート直後、ボードが真っ二つに、
折れると言うアクシデントに、
見舞われたが、この人は、
そんな事ではへこたれない、
不屈の男なのだ。
2019年宮崎での世界選手権、
日本に向かう途中、アメリカで、
ビザやパスポートが入ったリュックを、
盗まれ、そのまま日本に、
領事館で手続きをするが、
時間が掛かり過ぎ、慌てて飛行機に、
空港でボードを受け取る暇も無く、
タクシーを飛ばして会場に、
が、既に試合は始まっていて、
半分ほど過ぎていたが、
イタロに、諦めると言う言葉はなかった。
柵を飛び越え、ボードを借り、
そのままの服装で海へ、
見事初戦突破、
だけではなく、なんと優勝してしまうと言う、
伝説の不屈の男、
こんな人達と23歳の青年が、
戦っていたと理解して観ると、
格段に重みも変わるだろう、
何故、その人がそこに居るのかには、
何事にも、理由と実績、歴史がある。
何かを成しえた人には、若くても、
敬意を払えるが、何も成しえず、
口だけ凄い人には、うんざりするだけ、
解らない、解らないと言わずに、
解ろうと努力する事が肝心では?
今なら、ネットの普及により、
僅かな努力で多くの知識を得る事が出来る時代、
それが出来ない、それをしないと言う事が、
もはや無人島に取り残された状態、
そこから、一刻も早く出て、
もっと大きな物と戦ってみては、
と、今回のオリンピックで多くの若者のに、
そう教えられたように思う、
自分のストレスで、店で怒鳴る散らす
年齢だけ重ねたおじさんとは、次元が違い過ぎ、
比較対象にすらならないだろう、
残された時間も多くは無い、
何か意味のある事に、有意義な事に、
挑戦してみたいと改めて思った。