黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

あなたの町の情報屋さん

毎日、ウヨウヨと現れる。

この下町の情報屋さん達、

同じ人が、何度もチラチラ見ている。

店の改装工事を始めた途端、

 

直ぐに情報屋さんがうろつき出した。

何をしているのかが知りたいのだ。

なら、聞けば良いのだが、

何故か、聞いては来ない、

 

ただ、チラチラと見ている。

おじさん、おばさん、

まあ、これと言った趣味も無く、

本を読むことも、映画や芝居を観る事も無く、

 

ただただ時間が余っているのだろう、

何度もウロウロしている姿が、

哀れに見えて来た。

話すネタが欲しいのだろう、

 

なので、昼間からベンチに座り、

ビールを飲んだり、

ギターを弾いたりと、

話すネタを提供してあげた。

 

多分、すぐに走って、

昼間からビール飲んでたわ!

ギター弾いてたで!と、

誰かに話しているんだろう、

 

と、考えたらおかしくて笑えて来る。

去年の緊急事態宣言の時に、

泥棒の用心の為に、

二階の電気を点けたままにしていたら、

 

暫くして、私が二階に住んでいる事に、

近くのお店の人に、

マスター二階で住んでるんですか?

と、何人かに尋ねられた。

 

誰かが、電気が点いているだけで、

勝手に想像して、電気=住むになり、

高速で町中を移動し、言いふらす、

見事に知能の低さが伺える。

 

それから、話は続き、

コロナで、家を失い、

店の二階で住むようになったと、

言う話になって来た。

 

これ、お店の人も、

確かめずに同じように話すのは、

如何なものかと思うのだが、

元来そういう町なのだ。

 

しかし、こういう人達は、

これが、生きがいなのだろう、

こちらは哀れと思うが、

向こうはやる気満々で、

 

使命感に燃えに燃え上がっている。

そんな話を、先日、工事を手伝いに来てくれた。

若い常連氏と話していたら、

何か少し調べ物でもしたら、

 

すぐに一日潰れますけどね、

と、彼が答えて、気が付いた。

ああ、そうか、私達がお酒の事を調べたり、

歴史や、文学の事等を調べる事が、

 

町の情報屋さんが、

人やお店の情報を集めるのと、

同じようなものなのだろう、

が、話がミクロ過ぎる。

 

と、そんな事に、

時間を使って、人生過ごして、

なんら知識も無く、あるのは町の情報だけでは、

やはり淋し過ぎると思うのだが・・・