黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 創業者の名を・・・

コロナの影響で、少しBARの様子も、

変わって来た事を感じる。

家飲みをされる方が増え、

スタンダードなウイスキーは、

 

買われて、家で楽しまれている。

故に、最近は一つ上のクラスが、

良く出ると言うか、

そういう事に気付いて、

 

18年物をコツコツと仕入れている。

やはり、シングルモルトウイスキーは、

18年クラスになると、

いきなり、グレードが上がる。

 

コストパフォーマンス等も、

考えると、18年~21年辺りが、

秀逸だろう、パワーも、厚さも十分にある。

それが、25年~30年クラスになると、

 

蛙飛び込む水の音のようになる。

蛙は、飛び込んでも音は出さない、

が、その音を探さねばならない、

40年クラスの熟成品も飲んだが、

 

バラけたジグゾーパズルのピースを、

飲み込み、頭の中で合わせるような、

感じがした。まあ、有り余る程、

お金があるなら、飲まれたら良いが、

 

全てに於いて長期熟成=美味とは、

ならないと思う、

ので、今回も18年物を購入、

かなり前にリリースされていたのだが、

 

今回が初入荷である。

知られていないようで、

知られている。

日本人好みの甘めの逸品、

 

f:id:BARin:20210223195114j:plain

グレンドロナック 18年

アラダイス、これが創業者の名前で、

ジェームス・アラダイスなのだが、

このグレンドロナックは、

 

1996年まで、フロアーモルティング、

難しい言葉だが、人力床式精麦法

そして、2006年には、

石炭直火炊きと言う、

 

どちらも、伝統的な工法を、

止めてしまい、非常に残念であるが、

これも、時代の移ろいなのだろう、

蒸留機の石炭直火炊きは、

 

今では、ニッカさんの、

余市蒸留所が唯一となった。

さあ、100%オロロソシェリー樽の、

アラダイスは如何ですか?

 

f:id:BARin:20210223195114j:plain

フロアーモルティングは詳しくはこちらで!

www.ballantines.ne.jp