名月や ああ名月や 名月や・・・
そんな句は無いのだが、
暇な夜、一人月をぼんやり見ていた。
暇だな・・・と、
いやいや、そんなに暇でも無い、
来られる人は、ずっと来られている。
故に、仕入れが、
なのだが、毎回、仕入れの度に、
値段が、ジリジリ上がっている。
これが、いつまで続くのか、
かなり仕入れを押さえていたので、
スタンダード品が無くなり、
今回が、第一弾で、
これが、多分、第四弾ぐらいまで、
続くと思われる。
勘弁して・・・
グレンリベット12年や、
クラガンモア12年、
エドダワー10年、
明日も、又来るのだが、
しかし、まだまだ、
焼酎や梅酒下さいと、
言われる下町で、毎晩、毎晩、
ウイスキーの普及に努めているが、
意味があるのか、と、言う、
全てが自問自答の日々であるが、
まあ、もう少し頑張ってみようと、
今回、新たな逸品を、
既に、2015年の年末に、
発売されていたのだが、
かなり、二度足を踏んで、
買いそびれてしまった。
オークニー諸島の逸品、
スキャパなのだが、
やはり、ここ数年、ハイランドパークの、
勢いが凄かったので、
少々、影に隠れた感があるが、
なかなか独特の香りを放つ、
個性的なモルトである。
の、だが、今回は、
そのスキャパのスキレン、
100%ファーストフィルの、
バーボン樽、なので、
バニラ香が接着剤か・・・
ファーストフィルとは、
文字通り、初めて使う、
空き樽で、二回目は、
セカンドフィル、
サードフィルと続くが、
ここからは、リフィルと言う、
言葉は悪いが、樽の使い回しと、
言う事だが、ファーストフィルには、
ファーストフィルの良さが、
セカンドフィルにも、
勿論良さがある。
バーボンが滲んだ。
初めての樽なのだがら、
バーボンの影響を多大に受ける。
故に、先にも述べたが、
バーボンの香りの特徴の、
バニラ香や、接着剤の香りだと、
想像出来るが、
果たして、そうなんだろうか、
明るい空と言う名のセキレンは・・・