黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 洪水に流されて・・・

全くダメだと言う訳でも無く、

常連氏は来てくれている。

が、暇は暇である。

しかし、今回のこのコロナは、

 

今までに勿論だが、

経験が無い、未曽有の災害だが、

逆に忙しくなっている方も居る。

二極化災害である。

 

が、そんな困難を乗り越えて来た。

蒸留所が、前回、紹介した。

ベンリネスである。

1826年に、操業し、僅か数年、

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1829年に、洪水で流されている。

そして、1834年に、

一キロ程離れた場所で、再開、

これ、ある人の記述で、

 

1929年の洪水となっていたが、

1834年に再開すれば、

バック・トゥ・ザ・フュチャーの、

ようになってしまうので、

 

1829年の間違いだろう、

で、オーナーが転々と変わり、

一度、火事にも見舞われている。

現在は、ディアジオ社なのだが、

 

そのディアジオ社の、

「花と動物」シリーズで、

以前、何度か買っているので、

左程、珍しさは無かったが、

 

オフィシャルとしての販売は無く、

99%がブレンド用で、

僅か1%がボトラーズからの販売と言う、

かなり、レアなウイスキーである。

 

蒸留も、もろみの一部を三回蒸留すると、

言う、2.5回蒸留、

これは、同じくディアジオ社の、

モートラックと同じだが、

 

やり方も同じなのかは定かでは無い、

蒸留所見学も無く、

なかなかミステリアスな部分が多い、

寡黙で無口なシングルモルトと、

 

表現されている方も居るが、

このベンリネス、シングルカスク8年は、

なかなかの柑橘系の香りを放ち、

味わいも、高度数で寡黙では無い、

 

このY`Sカスクと言うのは、

都光酒販さんで、リカーマウンテンさん、

通称リカマンさんのグループ企業である。

所謂、ボトラーズと言う事になる。

 

残念ながら、今年開催されなかった。

ウイスキーフェスティバル大阪で、

記念ボトルとして、発売されたのが、

カリラと、このベンリネスだった。

 

しかし、私なら洪水で流されたら、

完全に心が折れる

その後も、火事、ん?

この話、聞いたことがある・・・

 

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