黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 後少し・・・

かなり強烈な台風が来そうな、

大ピンチではないか、

が、この季節になると、

まあ、いつもの如く、

 

元気が無くなる。

キューバのハーブ、

イエルバ・ブエナだが、

最近は、キューバミントと、

 

呼ばれている。

本場キューバでは、

このハーブで、モヒートを作るのだが、

最近はその事が浸透して来ている。

 

5~6年前は、

説明しても、キョトンとされるだけだった。

しかし、猛暑、猛暑、

と、強烈な西日では流石にキツイ・・・

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やはり、自分で育てると、

初夏のカクテルだと言う事が、

顕著に解る。

で、近所の若いバーのマスターに、

 

いつでも、摘んで持って行っても良いと、

言ったが、遠慮しているようなので、

仕方が無い、挿し木を、

してあげようと、悪戦苦闘、

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が、やはり、この暑さでは無理だ・・・

その方も、このイエルバ・ブエナが、

良く解っていないようなので、

少しだけ説明を、

 

文豪、ヘミングウェイの一文に、

こういう物がある。

「わがモヒートはメディオにあり」

このメディオとは、

 

おじさんは覚えれないが、

「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」と、

言う、キューバのレストランのようなBARのような、

この店がモヒートの発祥とされるのだが、

 

この店も勿論、キューバでは、

このイエルバブエナ、

ミント系ハーブで、モヒートは、

作られる。

 

なので、当店も自家栽培し、

本物の味をと、で、何度か書いたが、

このモヒートの場合、

ハバナクラブと言うラムでしか、

 

しっくり来ない、

これは、初めの頃、色々と作って、

私自身も驚いた。

しかし、ヘミングウェイが、

 

何度も通ったと言う、

そのメディオなる店のレシピだが、

ソーダが入る。90mlのようだが、

これに、悪戦苦闘した。

 

味わいが、ぼやける。

味が締まらない、

ん?う~ん、どうも軟弱・・・

何度も試作したのだが、

 

駄目だ・・・

が、ある日気付いた。

気温の問題では?

と、大阪は湿度が高い、

 

が、キューバの湿度はそれ以上に高い、

なら、やはり気温か?

確かに、キューバの夏の平均気温は27℃、

大阪は、35℃や36℃となる。

 

キューバとは、当たり前だが、

気候、風土が違う、

なので、ソーダを入れずに、

イエルバを潰し、

 

ライムを絞り、

シロップ(カリブ)を少々、

で、クラッシュアイス、

と、言う結論になり、

 

現在もそのスタイルでお出ししている。

ので、正確には、イエルバ・ブエナは使うが、

メディオのモヒートとは、

違うのだが、キューバは、

 

キューバで、大阪は、大阪で、

もう少し、気温が下がれば、

元気になります。

もう、少々お待ち下さい!

 

是非、大阪モヒートを!

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