黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

20周年 あとがき・・・

最終日、常連氏のBAGS氏が、

大きな袋を抱えて現れた。

中から出て来たのは、

お互いに思い入れのあるウイスキー

 

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アラン リミテッドエディション

これぞ正に20年!

私もこれは見つけていたのだが、

なかなかのお値段にスルーした。

 

氏とは10年以上のお付き合いになる。

来られると、最近はアランで、

良く語り合う、常連氏であるが、

良き理解者で、ウイスキーの友である。

 

お気遣い、ありがとうございました。

そして、若手の常連氏、

KEISUKE君が、珍しいウイスキーを、

お裾分けしてくれた。

 

ありがとうございました。

かなり、心配だった20周年、

内心、ビクビクしながら、

強引に開催したが、

 

何事も無く、幕を閉じ、

人には小さな事かも知れないが、

私には、一つの大きな事を、

この下町で、成しえたように思う、

 

振り返れば、BARがどういう店か、

解らない人達に、怒鳴られ続ける日々、

マナーの悪い方も多く、

大変、苦労した20年だった。

 

が、これからも、いばらの道は、

続くと思うが、

それは、それで、

喉元過ぎれば・・・である。

 

今回、来て頂いた皆様には、

 この時期に大変申し訳ありませんでした。

しかし、世代交代を、あらわに感じた3日間だった。

娘のパワーに驚いた。

 

いつまでも、幼い頃のイメージが、

離れないが、知らない間に、

大人になり、多くの人に愛され、

楽しく暮らしているようで、

 

少し、羨ましく思えた。

と、忙しい中、

少しだが、お酒を教える事も出来た。

しかし、ウイスキーやカクテルの、

 

奥の深さは、マリアナ海溝より深い、

一朝一夕では、覚える事など、

不可能であり、日々、たゆまぬ努力が必要、

解らない方には、たかが酒だが、

 

我々にはされど、酒である。

日々勉強、日々精進、

と、父親のような事を、

言ってしまったが、

 

しかし、この店を出した時、

4歳だった娘に、

20年後、助けてもらうとは、

誰が想像出来ようか・・・

 

と、思いませんか、

まあ、取りあえずは、娘よお疲れ様、

そして、20周年、改めて沢山の方に、

来て頂き、本当に心から感謝申し上げます。

 

ありがとうございました。

   バーテンダー 坂本雅央

            美音