いや、嵐のような二日間、
ハリウッド映画の撮影が終わった。
その二日目だった。
又、照明担当の方が、
スケッチアーティストの、
女性の方と現れた。
すると、その後ろから、
次々と、スタッフの方々が、
幸運な事に、お一人、
通訳の日本人スタッフの方が、
で、聞くと、照明担当の方が、
なかなかのBAR通で、
日本のロケの、
行く先々でBARに行かれると、
日本ロケは、姫路、岸和田、
そして、大正区、
次は、京橋のようだ。
で、ビールをチェイサーに、
バーボンを飲まれていたのだが、
今度は、カウンターの左側に、
座られていたら、
妙な声を上げられた。
ウァーオ!
何かに驚かれている。
と、通訳の方が、
こう言われた。
まさか、日本でこのジンに出会うとは、
と、ん?あ、それ・・・
かなり、驚かれていたが、
それは、ウイスキーくじのハズレ、
いや、当たった物だが、
ピンポイントで響いたようだ。
エデンミル ゴルフジン、
確かに日本には600本しかない、
すると、目が変わった。
トニックはあるか?と、
まさかとは思うが、
試しているのか、
なら、と、少し笑ってしまった。
どうだ!
イエーイ!フィバーツリー!
グレート!叫んだ。
やっぱり試したようだが、
甘く見られてたようだ。
と、一人の方が、
モスコミュールと、
すると、照明の方がすかさず、
ジンジャビア?と、聞いたので、
声を大にして、
オフコース!と、
言ったら、スーパーバテンダー!と、
いや、そうでも無い、買えば良いだけである。
が、苦節20年、この街での私の評価は、
下の下だが、海外の人には、
響く、響く、いや、まあツボを心得て、
いるだけなのだが、
が、やはり自分のやっている事が、
理解され、評価されれば、
やりがいと言うのものがある。
実に嬉しく、自分の仕事を、
誇りに思えるのと、
それは、お金に換算できない、
と、やはりBAR通にプロが押されるのは、
如何なものかと、思った時、
次に難攻不落のオーダーが、入った。
マズイ・・・そこは、極端な、
Weaknessである。
ジャパニーズウイスキーその名は・・・
つづく・・・