この季節、いや、天神祭りになると、
毎年のように思い出す事がある。
1980年代の映画「泥の河」
宮本輝氏原作、
小栗康平監督デビュー作品、
脇役で出演していた。
芦屋雁之助さんが、
一際閃光を放っていたと、
私は思う、
大阪は安治川を舞台に、
廓船で暮らす、姉と弟、
そして母、
その川の袂で食堂を経営する夫婦、
その息子、信雄少年、
この子、私の昔の写真と、
顔も服装もそっくりなのだ。
これには流石に驚いた。
その信雄少年と、
廓船の喜一少年の友情を描いている。
して廓船とは、その言葉から、
想像して頂きたい・・・
私は安治川の下流の方かと、
想像していたが、
かなり上流のようである。
最近になって知ったのだが、
数年前にその「泥の河」の碑を見に行った。
その「泥の河」のワンシーンなのだが、
食堂の息子、喜一が、
天神祭りに行くが、
貰ったお金を落としてしまう、
それを励まそうと、
信雄が大事にしていた蟹に火を付けて見せる。
モノクロ作品なので、
その炎が実に幻想的な雰囲気を醸し出す。
その天神祭りのシーンが、
天神祭り、夏祭りの掛け声と共に、
脳裏を横切ると思い出す。
子供の時の・・・
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